
京阪電車石坂線「坂本比叡山口駅」で降りて、日吉大社へのゆったりとした上りの参道を歩く。
久しぶりの山歩きで心ウキウキなのだが、1kgほど太ったのでゆっくりと登っていこう。

日吉大社すぐ隣にある大きな石段を登っていくと「本坂(ほんさか)」という1番の近道で大通り。
石段を登り切ってしばらくするとこんな道。道幅は最後までずっと広くて迷うことはまずない。

途中に休憩する場所もあり、最近大雨で掘られてしまった山道も補修されてとても歩きやすくなっていた。地道に補修してくださる方々には本当に頭が下がります。

駅から40分ほど歩いてきた休憩所からの風景。
遠くに沖の島と長命寺山が浮かび、左手には琵琶湖大橋。手前には坂本の町。琵琶湖大橋は琵琶湖の一番くびれた場所にかかる橋。

山道のところどころに石仏のようなものがある。この写真は女性が花束を抱えているような少し変わった石仏。

今週末、5月21日(土)に「比叡山トレイルラン2022」が開催されるらしい。
読んでみると、1200人が参加するとか。午前9時スタートで午後8時までって。
調べてみたら、なかなかすごい大会だった。「比叡山INTERNATIONAL TRAIL RUN 2022」
23km,50km,50mileコースがあって、50mileコースの参加資格は、100km以上のトレイルラン完走経験がある人、もしくはフルマラソンサブスリー(3時間以内)の人で、全コースを迷うことなく走ることができる人。
絶対無理だ。
1時間40分かかってやっと延暦寺に到着。

この「我が道を行く」という石塔は以前から知っていたが、今日は近づいてよく見たら「栃木竜泉寺スカウト団」「足利ー比叡山完歩記念」と書いてあった。こちらも調べてみるとこんな企画をやっておられたようだった。「ボーイスカウト足利第一団”我が道を行く”」
延暦寺はポツポツと参拝者も来ていて、中には修学旅行生も来てくれていた。うれしいじゃないか!

戒壇院の横を抜けて、今日の目的地のつつじヶ丘へと向かう。
昨年は5月6日に比叡山に行っていた。その時のツツジはまだツボミが多くて少し早かったかと思った。(昨年のブログと同じような写真を選んでいることに自分で驚いた!)
今年は丁度満開かもしれないなって期待に胸を膨らませていた。

なんだかここまで昨年のブログとほぼ同じ場所の写真。青紅葉が眩しい。

大原の里を見下ろす展望台へ到着。ここまでスタートから2時間。そうだ、昨年はここにフランス人形のような可愛らしい少女がいたんだっけ。
ツツジの前に腹ごしらえ。
今日のお弁当は、卵焼きと唐揚げとキュウリの糠漬け。

さてツツジの方はといえば、

残念ながらほぼ終わっていた。(T_T)
なかなか満開の時に当たらないものだ。遠目にはちょっとそれらしく見えるので、これはこれでまた来年に期待。

展望台からまた少し登って、一応比叡山山頂(大比叡山頂)三角点も踏んでおこう。以前にも書いたが、この山頂ほど「キター!」という達成感がないのも珍しい。まったく展望がないのだ。一応来ましたという写真だけ撮影。

山頂のそばには「九輪草(クリンソウ)」があった。
久しぶりの山歩きにヘロヘロになったので、下りは坂本ケーブルで楽々。日本一長いケーブル。

ケーブル駅から坂本比叡山口駅までしっかり歩いて、

里坊が並ぶ日吉大社参道。道には白い真砂土。水路の底にも京都白川と同じ白い砂。

最後まで京阪電車にお世話になって無事に帰宅。
帰宅すると、妻が買っておいてくれた甘いパン。

みんなのおかげで今日も気持ち良く山を歩けました。
下りはケーブルに乗ったけど、
歩いた距離は11km以上、17,000歩。
標高848m。
帰りはビールも飲まなかったし。
エライエライ。
お土産まで、昨年と一緒だった。

「比叡山に行った気分!」で、どの写真もいいですね。
>妻が買っておいてくれた甘いパン
→さすがです。おいしそう。
>お線香
→なぜか、絶対に買いますね。
仏壇のお線香は〝微香〟なので、香りが強い時はお墓参りで使います。
しんちゃんママさん
>なぜか、絶対に買いますね。
そうなのですか! 仏壇用は御供物がまだ残っているのでそれを使って、叡山香は「お香」として休日に部屋で焚いています。アロマオイルもいいのですが、近頃はお香の方が落ち着きます。(^_^)
お香として。。。なるほど・・・。
いい香りなんでしょうね。
そういえば、香道の先生から分けていただいた(購入)香木がたくさんあるのを
忘れていました。週末、久しぶりにお香を焚こうかな?
しんちゃんママさん
叡山香は、「白檀」ベース。延暦寺まで登らないと買えない(実際は買えるところもありますが)というのと、自分の足で登って買ってきたというところがまたいいのです。(^_^)
>香道の先生から分けていただいた(購入)香木
「香木」というのは、実際に焚いたことがありませんが、その香木に直接火を付けるわけじゃなくてご焼香の時の炭の上に置くような感じなのでしょうか?
今日もだけど昨日も暑かったですね、お疲れ様です、
ケーブルカーの使用はいっそ登りで使うとかどうなんでしょ、速足で降りると筋肉痛も味わえます。
Akiさん
登りにケーブルカーを使うことは考えてもみませんでした。登りは楽しいですけど、急な下りはあまり楽しくないし、膝がやられるし、そうそう筋肉痛も出るし。そんなイメージです。
登りにケーブル。あまりに考えたことなかったので、ちょっと考え直してみます。比叡山を縦走する時とかいいかもしれないなぁってちょっと思いました。(^_^)
比叡山は行ったことがまだありません。一番距離があるケーブルカーなんですか。それを登りだけでも歩くとなるとけっこう距離があるのでしょうね。
香を焚くと気分が落ち着きますね。もう、忘れてしまいましたが、茶道を習っていたときに香を聞く点前があって薄い香木を温めた灰の中の銀葉にのせていたと思います。
アプリさん
比叡山は、個人的にはあまり一人では歩きたくない山なんです。ちょっと不気味。だから今回もそうですが、必ず誰かと一緒に登ります。植林じゃなくて天然の古い樹木が多いせいかもしれません。
>薄い香木を温めた灰の中の銀葉にのせていたと思います
なるほど、そういう感じなのですね。ありがとうございます!(^_^)