「相槌を打つ」というのはなかなか難しいもので、鍛治が交互に槌を打つように、または餅つきの「合いの手」のようにタイミング良く気の利いた相槌を打つのは熟練を要する。
タイミングよく「うん、うん」、「う〜ん」、「はいはい」、「ほう」、「えーっ!?」、「そうなの?」、「マジかよ」、「それで?」、「あ〜そうきたかぁ」、「そりゃないよね」、「むずかしいなぁ」と調子よく相槌を打ってきたつもりでも、最後の最後に、
「それならまだいいよ、俺なんかさぁ」って全てを台無しにしてしまったりする。
最悪なことに、そっから自分の苦労話をおっ始めて、結局相手に「そりゃ大変だったね」って言わせてしまったりしたら、「なんで俺が慰めてるんだよ」ってなってしまう。
相槌打つときの表情や仕草も気を遣う。ちゃんと聞いているふりをしていても、貧乏ゆすりしていてはダメだし、指先でトントンと机を叩いていてもいけない。視線も逸らさず相手の目を見て、相手の話す呼吸に合わせてこちらも息を一つするにも気を遣う。一つ間違えると「ため息」にも受け取られてしまう。一番盛り上がるところでは盛り上がってあげて、怒れるところでは一緒に怒ってあげて、悲しい場面では一緒に涙を流してあげる。
途中でナイスな質問をしてあげると効果的だ。
「よく聞いてくれた!そこなんだよ一番言いたいところは。実はね・・・」となれば成功だ。
そのためには、そこに至るまでしっかりと話を聞いてあげて全体の流れを把握しておかないといけない。この人は何が不満で、何を言いたいのか。そして、それをうまく吐き出させるか。話しているうちに違う方向へ行ってしまいがちなところを上手に修正してあげて、本質を導き出してあげる。そして、最後は「君と話せてよかったよ。頭も整理できて、自分の悪かったところも、相手もそれほど悪くはないとわかったような気がするよ。ありがとう。」となれば最高だ。
そんな相談相手に出会ってみたいが、自分はそんな相談には面倒だからのりたくない。

とりあえず、甘いもん食って落ち着け。
カミさんの話を聞いて、しっかり意見を言うと、なんでいちいち反論するの、『そだねー』って言ってくれるだけでいいのにw
ってよく言われます、どうやら私は置物でいいらしい・・・
Akiさん
わかります。「ひたすら聞いてあげて同調してあげればいいのよ」って妻に言われます。うまく相槌打たないと「人の話全然聞いてないでしょ!」って怒られるし、反論したらしたで「どっちの味方なのよ」ってことになるし、同調しすぎると「どうでもいいって思ってるんでしょ」ってなるし、どちらにしても難しいです。
30年前、しんちゃんが小学2年生の時・・・。
担任になったのは短大を卒業したばかりのK先生(女性)。
個人面談の時、
「初めての保護者懇談会、しんちゃんママさんが正面で
私の話をうなずきながら聞いてくださり、ありがったかったです!」と
言われました。(相づちがお役に立ったとは・・・)
きっと、先生は緊張して、心臓バクバクだったのでしょう。
ショートカットで小柄でかわいいK先生。
たまたま、校庭の前を車で通った時、
しんちゃんパパは校庭を見ながら、
「しんちゃん、上級生と縄跳びしてるよ!」と言いました。
いやいや、上級生ではなくて、担任のK先生でした(笑)。
しんちゃんママさん
わかるなぁ。ひと前で喋るときに、ひとりでもこちらを見てうなづきながら聞いてくれる人がいらっしゃると、もうその人に話しかけるつもりで話せるのでとても気持ちが楽になります。
>いやいや、上級生ではなくて
面白い!笑