
「肉入り野菜炒め」や「肉入りコロッケ」はあっても、
ハンバーグに肉が入っているのは当たり前。
でも、今回作ったハンバーグは、これでハンバーグと言っていいのだろうか?と思った。
牛豚合挽き肉が180gしかなくて、食べる人は4人。
「何か食べたいのある?」って聞いたら、
珍しく「ハンバーグ!」という返事。
一人前45gのひき肉でジャンボハンバーグを作れという方が無理だが、
とりあえずやってみた。
何でかさ増しするか?
まずは「木綿豆腐」。取り出して重石を乗せて水切り。
あとは大量のキャベツ、玉ねぎ、ゴボウ、ニンジンをフードプロセッサーでみじん切りにして、
水分をギューっと絞る。
香辛料は、塩、粗挽き黒コショウ、ナツメグ、砂糖、クミン。
牛乳とパン粉。
問題はつなぎ。
今回は玉子と片栗粉でやってみた。
捏ねて丸めて広げて、大体私の手のひらの大きさだから、そこそこ大きい。
フライパンで表裏焼いて、ピザ用チーズを乗せてさらに蒸し焼き。
ソースは、トンカツソースとケチャップと麺つゆとバターと砂糖。
洋酒もちょこっと入れた。
最初に2枚焼いたが、つなぎが弱くて1枚は形が崩れた。
もう2枚は、片栗粉と玉子を更に追加して、これで完璧。
こんな形のものを焼いて、こんなソースをかけて食べれば、そりゃもうハンバーグですよ。
「このハンバーグ、半分くらいはキャベツとか野菜なんだよね」って言ったら、
「ソースとマヨネーズと青のりと削り節かけたら、ひき肉入りのチーズお好み焼きじゃん!」
「まぁ、そうとも言う」
見た目がハンバーグで、ソースがこんなソースならハンバーグとして成立しちゃう。
だから、肉入りハンバーグ。
きっと、こんな感じで騙されている料理って多いと思う。