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「伊勢金比羅参宮日記」を含む歴史関係、日々の料理レシピ、乾癬について、山歩き、生活の知恵、5人の子育てなど、多岐にわたる個人ブログです。

大根 料理 生活

軒しのぶをおしたじで

投稿日:2020年4月11日 更新日:

 「京ことば」

 平安京の時代から1000余年、京都の街は日本の首都であった。

 よって、江戸中期までは「京ことば」が日本の標準語であり公用語であった。

 でも、「どす」とか「はる」、「やす」は幕末以降に成立完成したもの。

 大阪や京都の人は、標準語のことを「関東弁」とか「東京弁」と言う。

 関東の人にとって、京ことばを使う若い女性には少しキュンとなる。

 「あの人、どこ行った?」より

 「あの人、どこ?」より

「あの人、どこ行ってはるの?」と「はる」を付けるだけでちょっとキュンとする。

 「何してたん?」よりも

 「何してはったん?」

 「だめ」よりも

 やさしく「あかん」と。

 「そんな、あきまへん」と言う若い女性は近頃はいないと思うが、想像するだけでキュンとなる。

 それはそれとして、タイトルにある「軒しのぶ」だが、

何か?といえばこれだ。

切り干し大根

 なぜそう呼ぶのかわからない。

 想像するに、軒下にその姿を忍ぶように干されているからか?いや、そんな忍ぶように干すか?

 昨日は、大根が安かったのでたくさん切り干し大根を作った。

 これで3本分の大根だ

 通常は、ザルの上に並べて庭先に干したりするので、あまり「忍ぶ」と言うことば似合うかどうか。

 ではその次の「おしたじ」だが。

 これは「お醤油」のことを言うらしい。

 「おしたじ」ですぐに思い浮かんだのが「おひたし」だ。

 「お浸し(おひたし)」と漢字をあてる。

 だし汁や醤油に浸すからお浸し。

 地域によっては「おしたし」とも言う。

 これは「ひたし」が「したし」に訛ったためという。

 この「ひ」と「し」はよく訛る。

 布団を「しく」「ひく」

 油を「しく」「ひく」

 でも「亭主を尻にひく」とは言わない。

 「しく」と言っているつもりがうまく発音できなくて「ひく」になっちゃう時もある。「し」よりも「ひ」の方が発音が楽だからだ。

 京都では「失礼」のことを「ひつれい」と言うし。

 それでも、いろいろ調べて「おひたし」の語源が京ことばの「おしたじ」だというのは書いてなかったのでおそらく違うのだろう。

 「おひたし」は、京ことばの「おしたじ」が変じて「おひたし」になったと仮説を考えたが、どうも違うようだった。

 京ことばの「どす」という言葉も、関西に20年以上住んでいるが日常では聞いたことがない。

 「はる」は、よくよく聞く。若い子もよく使う。

 「やす」は、お店に入って「おいでやす」と言ってもらえるので聞くことは多いが、自分では使わないし、若い子も使わない。

 「へん」と「ひん」はかなりよく使う。

 「行けへんわ」「こっちきーひんの?」

「いーひん」「きーひん」「しーひん」「みーひん」

 これだけ並べただけでも、日本語って難しいなって思う。

 大阪の「せや」の使い方も複雑すぎてよくわからないし。

 で、昨日は「軒しのぶ(切り干し大根)」を「おしたじ(お醤油)」と「おさとう」で「炊いて(煮て)」みました。

 実際に「お醤油」のことを「おしたじ」と呼んでいるのは聞いたことがない。どちらかというと「おしょうゆ」じゃなくて「おしょゆ」に近いかもしれない。

 「おしょゆとって?」

 アクセントは、「しょ」で上がって、「ゆ」が下がって、最後「て」で上がる。

 そして「切り干し大根」のことを「軒しのぶ」と呼んでいるのも聞いたことがない。「切り干し」とか「千切り大根」は聞く。

 今回、「お揚げさん」いや「油揚げ」がなかったので、高野豆腐でやってみたら、似たような食感で安く作れてよかった。

 そんなこんなで、京ことばはやわらかい感じが好き。

 実際の人間性は知らないが、それはどこも一緒。







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