
大津市の南側に横たわる音羽山。
いつもは西→東へ登って下っていたが、今回は初めて逆の東→西へ登って下りてみた。
同じ道を歩いてるのに、逆から歩くとまったく別世界で見える景色が違って新鮮。
いつも登っている坂を下り、
いつも下っている坂を登った。

前日、前々日とチラチラと雪が降ったので、まだその雪があちこちに残っていた。もしも凍っていた時のために念のためアイゼンという登山靴に取り付ける金属の爪を持っていったが、それはまったく必要なかった。
杉の樹林帯を歩いていて、足元に落ちている杉の葉を見ると、
先端に黄色い花がたくさん付いていた。
1時間半ほどで山頂に着くかと思っていたが、結局2時間掛かった。
10年前に山歩きを始めた頃は、山頂までおよそ90分ってコースを10分早く着いたらうれしかったもんだが、今は20分遅れで到着なんてことも多く、それはそれでそう自覚できて、そんなペースで歩けばいいと自分のなりのマイペースがわかって良いと思えるようになった。

山頂には誰もいなかった。平日であっても誰もいないってことはほぼないのに珍しい。
写真、左側に比叡山、その奥に比良山系、そしてその右側に琵琶湖。比叡山の麓の街並みは、大津市西部。
20分ほどでおにぎりを食べて、下山の準備。

のりたまのおにぎりが2つ。今日は下山したところに見つけたお蕎麦屋さんに行ってみる予定でいる。それが楽しみ。
そして、これから下るコースの半分は、アスファルトの緩い坂道なので、山道を半分下りたらそこで下山終了って気分なので気が楽。
山頂から牛尾観音という寺院までがそれなりの山道だが、初めて見かけたこの道標。いつもは逆からしか歩いていなかったので気がつかなかった。

この道標通りの尾根道を進めが牛尾観音を迂回して、楽々で桜の馬場という登山口まで下れるという。
ここまで珍しくトラブルなしで順調に下って来ただけで、ここでいつもと違うことをして、この選択がトラブルの原因になるかと少し危惧した。
果たして、その尾根道の迂回路も順調に下ることが出来て、想像以上に楽々で下りられた。
そして、お楽しみにお蕎麦屋さん。店構えも高級感があり、迎えてくれた若い女性スタッフさんも和服を着こなして明るい笑顔。
案内してもらった席からは、美しい和風庭園が眺められる。その庭園のその先には、高級な料亭がありそちらは昼食で1万円からのコースが食べられるとのこと。

今回、数量限定のランチコース(1,400円税込)は残念ながら売り切れてしまっており、
「かき揚げそば(温)」を注文した。
「かき揚げそば」というと、立ち食いそば屋さんでのイメージが強く、丼に茹でそばを入れ熱々の出汁をかけて、その上に大きな野菜のかき揚げをのせるというイメージしか思い浮かばないのだが、このお店のそれはちょっと次元が違った。
大きな丼には、上品なだし汁に入った細打ちの10割そば。その隣の籠には、プリプリの小エビ、帆立、イカのかき揚げの上に、インゲンの天ぷらが横たわっていた。添えてあるのは、大根おろし、塩、天つゆ。
蕎麦は細く喉越しもよくさらりとしていた。そこへプリプリのかき揚げが感動的に美味しい。
これで1,100円(税込)。
次から音羽山に登ったら、このお店に立ち寄るのが決定事項になりそう。次はぜひ冷たいザルでいただいてみたい。
お隣の高級料亭は少し敷居が高いが、このお蕎麦屋さんならお気軽に入ることが出来そう。また山歩きの楽しみが増えた。
よろしかったら動画もどうぞ。
上品なかき揚げソバだこと♪
雪が降ると人が少なくなる山もあれば、逆に増える山もありますね~
赤城の黒檜とか、雪の季節は団体でうじゃうじゃですw
Akiさん
雪が降るとすぐさま山へ出かける人がおられますよねー。私なんて雪だからやめておこうって思う方ですが、でも雪が降った後の山はとても美しく、適度な雪なら思ったよりも歩きやすいし、なるほどこういうことかって思いました。
雪が降った朝は、金閣寺や清水寺など、カメラマンさんで大混雑です。(^_^)
>のりたまのおにぎりが2つ
⇒好きなパターンです。
次にお蕎麦屋さんがひかえているとは、ぜいたく。
>かき揚げそば(温)
⇒上品上品、おいしそう。
細打ちの10割そばって、10数年m食べてないです。いいなぁ。
しんちゃんママさん
>次にお蕎麦屋さんがひかえているとは、ぜいたく。
ちょっと食べ過ぎました。
>細打ちの10割そばって
10割でこんなに細く滑らかに打てるなんて神技だと思いました。次はぜひザルでいただきたいです。
うわー、洒落たかき揚げですね。
ちゃんと大根おろしや生姜がついていて、お蕎麦も10割で、その割にリーズミナブルな価格で嬉しいですね。
アプリさん
>うわー、洒落たかき揚げですね。
かき揚げと言ったら、ニンジン、ゴボウ、ネギってイメージだったのですが、まさかの「イカ、ホタテ、えび」という贅沢なかき揚げでした。
また、この山を登った帰りに立ち寄ってみようと思います。