
中国の西に広がる、ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠から、
遠路遥々、偏西風に乗ってやってきた黄砂は、
令和3年3月29日の午後から西の空にやってきた。
その日の日中はさほど感じなかったが、夕方の西の空はすでに霞んでいた。

翌日3月30日には、西の山々は雨の日のように霞んでいた。
外をしばらく歩いていると、口の中がジャリジャリとは言わないが、なんだか細かい粉末をまぶした嫌な感覚がある。気分的なものだと思うが、肺の中にも入り込んだ気がして、なんだか大きく深呼吸をしたくない気持ち。マスクをしていてもその感覚は変わらなかった。
この連日は、夜のジョギング&ウォーキングも中止にした。
昨年の黄砂は車の上にもきな粉を撒いたように、目に見えて黄砂だとわかったのだが、今年は指で拭って見ても昨年ほどではない。感覚として以前より粒子が細かいような気がする。調べたわけではないのでなんとも言えないが、粒子が細かくて軽いから、ずっと空気中に舞っていて地表に落ちてこないのかもしれないと思った。
視界が悪いのに、地表には積もっていない。
最近購入した空気清浄機がPM2.5に反応した。花粉でもハウスダストでもなくPM2.5だけに反応した。購入してから初めて。

ニオイ、花粉、ハウスダスト、そしてPM2.5を感知してくれる。
今回のことがあるまでは「ホントか?」と眉唾だったが、
黄砂が飛来した29日と30日だけ感知したことを考えると、あながち眉唾でもないのだなと思った。
この空気清浄機はWi-Fiにも対応していて、空気の汚れを探知してくれるとスマホにも連絡してくれて、空気が汚れているから稼働させろと言ってくれる。
加湿もしてくれるのはありがたいが、2日に1回は水のタンクの補充が面倒。しかし、今回のことで信頼性が増して、水分補給もやり甲斐が出てきた。
今日は外装を綺麗に拭いてあげよう。