
池井戸潤原作の、大企業のリコール隠しに切り込む衝撃の社会派ヒューマンサスペンス。巨大組織の暗部とそれに立ち向かう人々を描く。主演は仲村トオル。
運送会社社長の赤松は、自社トレーラーのタイヤ脱輪による死傷事故が原因で警察から執拗な捜査を受ける。家族も周囲から孤立し、仕事も激減するが、社員を信じて事故の再調査を訴える。一方、ホープ自動車の沢田はリコール隠しのための秘密会議の存在を知る。そして系列のホープ銀行では調査役の井崎がホープ自動車への甘い稟議を求められていたが、友人の記者・榎本からホープ自動車内に疑念があることを知り、判断出来ずにいた。
出演:仲村トオル、田辺誠一、萩原聖人、水野美紀、ミムラ、袴田吉彦、柄本佑、甲本雅裕、相島一之、尾野真千子、遠藤憲一、本上まなみ、西岡徳馬、戸田菜穂、大杉漣、國村隼
1話50分ほどで、全5話。なかなか見応えのあるドラマだった。映画版を先に観たが、両方観てみると、映画版がこれをよく2時間でうまくまとめたものだと、そっちに感心した。
映画版のキャスティングも、ドラマのキャスティングもどちらも甲乙付け難くどちらも良い。
1番の悪役である大手自動車メーカーの加納常務は、映画では岸部一徳、ドラマでは國村隼。どちらも憎たらしい感じなのだが、岸部一徳の方が腹立たしく感じた。お見事です。
主役は、映画な長瀬智也、ドラマが仲村トオル。これはどちらも素敵。その主役に最終的に味方になる大手の販売課長は、映画がディーンフジオカで、ドラマが田辺誠一。こちらも甲乙付け難い。どちらも素敵。
映画もドラマもどちらもよくできた作品だった。
ドラマに出演していた大杉漣さんと斎藤洋介さんが既に鬼籍に入っていることが残念だった。
すごいキャストですね。適役(?)適所。
しんちゃんママさん
WOWOW連続ドラマは、映画レベルで作られている感じがありとても贅沢。どの作品も見応えがあります。
お亡くなりになったお二人はほんとに残念ですよね、どちらも好きな俳優さんでした。
Akiさん
ホントですよねぇ。特に大杉漣さんの死は、元気でご活躍中に突然だったので衝撃でした。