ひょんなご縁から、今夜は「大阪芸術大学」の特別演奏会を鑑賞させてもらいました。
京都は東山の平安神宮の近くにある「京都会館第一ホール」にて、「叙情と情熱 クラシックとジャズとポップスと」と題して、3時間に及ぶ演奏会を満喫してきました。
第一部は、大阪芸大管弦楽団とこれまた同声楽アンサンブルによる演奏で、「カルメン」第一幕への前奏曲から始まって「花」「早春賦」「夏は来ぬ」などの唱歌、最後は「椿姫」の乾杯の歌で終わりました。独唱には東野亜弥子を迎えて迫力の演奏でした。
第2部はガラッと変わって、バンドの演奏です。ジャズにフージョン、ポップスにロカビリーちっくなものまで、様々なバンドがかなりハイレベルな演奏を聴かせてくれました。
第3部は、ゲストの登場です。
「不思議な海のナディア」の主題歌「ブルーウォター」で有名な「森川美穂」と「会いたい」がヒットした「沢田知可子」でした。
オーケストラをバックに歌うシンフォニックコンサートで、ナマの「会いたい」で涙することが出来て感激しました。森川美穂は、この大学の講師でもあり、その歌唱力はすごい迫力でした。
最後はフルオーケストラと混成合唱団をバックに、沢田知可子と森川美穂がデュエットでABBAの「チキチータ」で盛り上がりました。
司会もこれまた有名な小林大作氏で、大学の演奏会というよりも豪華なシンフォニックコンサートでした。3時間という長丁場でしたが、飽きる事なるあっという間に時間は過ぎてしまい、ただ尻が痛かったのと、終了後にホールから出たら土砂降りだったのがちょっと痛かったな。でも最高の夜でした。
3時間とは長いね~
でも興味をそそるコンサートです。
3時間はきついです。45分やって15分休憩って感じでしたが、それでも尻痛いです。
映画「タイタニック」もほぼ3時間休憩無しでしたが、あの頃はまだ若かった。
時代は変わりましたね。
「カルメン・椿姫・バンド」が同じステージに立つなんて・・・。
でも大学時代、異端児だった者としては喜ばしいこと・・・。
さきほど、自分の大学のHPを見たら、
「コンピューター作曲法」「音楽デザイン科」とか、見慣れない文字。
時代は進歩しているんですね。
>「コンピューター作曲法」「音楽デザイン科」
音大でもそういうのを教える時代になったのですねぇ。
小学校の音楽の時間に、テレビでやっているような歌謡曲を歌う事はタブーだったのに、今では当たり前のように歌われています。
昨日聴かせてもらった「夏は来ぬ」や「早春賦」など、子供たちは1曲も知らないそうです。それらの唱歌は改めて聴くと、これがとっても日本らしくて素晴らしい旋律。小学校の時に聴いたときは「つまらない」と思っていたのですが、今では涙が出るほど美しく思います。今の子供たちが大人になった時に「どうしてこんな良い曲を教えてくれなかったんだ」と思うのだけどなぁ。
>唱歌は改めて聴くと、これがとっても日本らしくて・・・
⇒きょうの朝日新聞夕刊に
「時代の流れで盛衰、文部省唱歌」が載っていました。
「村の鍛冶屋」&「汽車」といった子供の生活感覚と
離れた題名の歌は消えたと書かれています。
「槌打つとかふいご」って、ピンとこないし、
蒸気機関車も特別なイベントでしか見られないし・・・。
>タブー
⇒しんちゃんが小3の頃、課外の親子親睦会で
流行していたポップスを歌おうと計画書を提出したら、
女性の堅物教頭先生(音楽専攻)が反対して、ボツ。
でも、校長先生に掛け合ったらOK。
>子供の生活感覚と離れた題名の歌
私が子供の頃には既に蒸気機関車はありませんでしたし、鍛冶屋もなかった。今は平成だから江戸時代が舞台である時代劇(チャンバラ)は消えてなくなるということはないし、せめて歌として古き美しき日本を残して行くのは有意義だと思うのですけどね。
>女性の堅物教頭先生(音楽専攻)が反対して、ボツ。
昔は当たり前でしたよね。
音楽の時間にポップスはOKだと思いますが、ヘビメタやパンクロックはどうか?ヒップホップは?逆に普通の生徒には理解出来ない雅楽は?どこまでがOKでどこからが不可なのか、線引きは難しいです。やはり授業としてやるなら一般的に認める「品格」がなければと思いますが、この品格も個人それぞれ価値観が違いますから、これまた難しい。
>昔は当たり前でしたよね。
⇒そうですね。
以前にもお話ししたかな??
教育音楽概論の先生(当時講師)は
授業中、ギターで「夕張で僕の音楽の原点!」と言って、
「湯の町エレジー」を歌いだしました。
現在は副学長。
湯の町エレジーは、子供の頃に懐メロ番組で聞きました。近江俊郎さんも歌番組の審査員などでよくお見かけしましたし、実際に歌ってらっしゃる番組も見た事ありました。
92年に亡くなられていたのですね。大先生なのにまったく偉ぶらないお姿はとても立派に見えました。
「自分の音楽の原点」は何だろうな?とふと考えてしまいました。
>音楽の原点
⇒音大の先生とは似つかわしくない(?)雰囲気&体型で、
ドイツ歌曲より、「演歌」が似合う感じの先生でした。
音大生って、ほとんど苦学生っていなかったのですが、
先生はめっちゃ「苦学生」だったようです。
それだけに人間味のある先生でした。
数年前、NHK教育テレビで先生を見かけたのですが、
やさしい雰囲気ははそのままでした。
音大の学生さんが、カラオケ行って歌うのは普通の大学生がカラオケで歌うような曲なのでしょうか?きっとみんなお上手なのでしょうねぇ。その副学長の先生もカラオケとか行かれるのでしょうか。ふと気になったものですから。(^_^;)