桓武天皇陵への参拝を終えて、次に向かうは桃山城です。
この桃山城は秀吉の伏見城とは違います。この天守閣は1964年に鉄筋コンクリートで建てられたものです。
伏見城址と言いますか、本丸跡はこれから行く明治天皇陵になっておりますので現在は立ち入り禁止です。でもその面影は今でもあちこちで見る事が出来ます。
天守をはじめ建物の一部は「二条城」に移されておりますし、大手門は先ほど行った御香宮神社にありますし、京都西本願寺にに移されています。遠いところでは江戸城にある「伏見櫓」も伏見城のものですし、広島の福山城にも伏見櫓として残っています。
この桃山城は現在は入ることが出来ません。手入れも今ひとつで雑草があちこちに生え始めています。千成瓢箪もちょっと寂しそうです。
再び原生林の散歩道を抜けて、次はいよいよ明治天皇陵へと向かいます。
ごくごく緩やかな斜面が長~く続きます。この道はどこまで続くのだろうと思うほどです。
そしてやっとたどり着いた先に見えたものは。
今までいくつかの天皇陵を見てきましたが、この明治天皇陵が一番立派です。墓陵もまだ上に土もなく草も生えていないので、どの古墳も昔はこんなだったのかな?と思わせるものです。ちょっとした感動を得て、明治天皇陵に向かって参拝しました。そしてふと後ろを振り向いてみるとこれまたびっくり。
なかなかの絶景(宇治方面)が広がっておりました。
知らないうちにこんなにも登ってきていたのです。緩い斜面だったので分かりませんでした。
そこから今度は急な斜面を5分ほど下ったところに、昭憲皇太后陵がありました。
こちらも写真で見ると明治天皇陵とそっくりですが、やや小振りです。どちらも円墳です。
そこからず~っと山を下って来ましたら何やらそびえ立つような階段がありました。どうやらこちらが正式な入り口のようです。でもこの階段を一気に登れる自信がありません。(^_^;)
距離は長かったのですが、緩やかな坂道をのんびり森林浴をしながら登ってきて正解だったかもしれません。その階段からしばらく西へ進むと、次の目的地である乃木希典将軍を祀る「乃木神社」に到着です。
日曜日、新宿からバスで戻る途中レンガ造りの立派な建物を目にして何かと思ったら乃木邸でした。なるほどいいところに住んでいたのだなーと関心しちゃいました。そういえば明治天皇の後を追ったんでしたよね。
「乃木神社」って、全国にあるんですね。
東京には地下鉄「乃木坂駅」もあり、
しんちゃんパパがよく利用する(なぜだろう??)駅です。
乃木邸が残っているのですか!?それは知りませんでした。
ちょっとこれからググってみることにします。
東京の乃木神社はその乃木邸の隣にあるのですね。そして東京ミッドタウンもすぐそばとか。
そうかぁ、乃木ご夫妻が自刃した邸宅は今でも現存しているのですね。いつか訪れてみたいと思います。