昨日の続きです。
東を見下ろすと棚田とびわ湖が見渡せましたが、西は緑が濃い山を見上げます。これが比叡山です。その比叡山の麓を日吉大社から1kmほどアップダウンしながら歩いて行くと明智光秀の菩提寺である西教寺があります。
西教寺の総門です。これは坂本城から移築したものです。
その総門をくぐると、その先には緑のトンネルがあります。ここは紅葉の季節は最高です。
緑のトンネルをくぐり、石段を登るとそこに本堂がありました。かなり立派な本堂です。
この西教寺は、観光だけでなく修行僧もたくさんいますし、檀家さんの法事もよく行われていて、生活に密着したお寺さんです。この日もあるご家族が納骨に来られていまして、本堂からは読経が聞こえてきました。
これが明智一族および明智光秀の墓です。
あるお堂では、「四度加行 【しどけぎょう】(真言僧侶の基本・必修の行)」のため立ち入り禁止という張り紙がありました。いつもは見学出来る場所なのですが、この日は修行僧のお勉強のようで、中から大きな声で読経が聞こえてきました。
このお寺はいつ来ても癒されます。
>西教寺
⇒明智光秀の菩提寺としては想像より質素な作りですが、
修行の場ということで、格式のあるお寺なんですね。
西教寺は「天台宗真盛派」の総本山なんです。
終戦と共に、天台宗3派、延暦寺(山門)、三井寺(寺門)、西教寺(盛門)が分離し、天台宗真盛派を「天台真盛宗」と公称して独立し、今日に至っていると書いてありました。