今から12年ほど前にテレビ放映されたアニメであり、1990年代を代表するアニメ作品と言っても過言はないでしょう。それの劇場版で4部作のうちの1作目「序」を観てきました。
最初にエヴァを見た時は、何とも精神面を克明に描くアニメだなぁと思いましたが、それほどのめり込む事もなく世のブームを客観視しておりました。今回の映画も家内が先に一人で観てきて「すごく良かったよ」と言うので、たまにはアニメもいいかなというノリで映画館へ向かいました。
その日の朝一番の上映「ファーストショー」ということで、料金は1300円。封切りされてからしばらく経過していますので11月2日には上映終了ということもあり、客は私を含めて2人だけ。もう一人の方も私と同世代の男性でした。
「知らない天井」
激戦の末に生還した主人公の少年(14歳)シンジは、朝目覚めてふと天井を見て「また知らない天井だ。なんでボクはここにいるんだろう・・」
このセリフは、私が大津へ引っ越してきて何度頭の中で繰り返したセリフでしょう。これでもうシンジと私はシンクロ率100%!
その後も出てくるセリフが鋭いナイフのように心にグサグサと突き刺さります。もう序盤から涙が止まりません。
「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!」
「勝って当然、負けたら責められる」
「僕だって乗りたくて乗っているわけじゃないのに」
どれもこれも「痛すぎる」セリフ。
誰も彼もいろいろな人生経験を踏んできて、それらがどれだけ映画とシンクロするか。思わぬセリフで急に涙が溢れたり、ふとした表情で笑ってしまったり、、、。これだから映画はやめられません。
今日のエヴァンゲリヲン、
もちろん星5つ。早く続編が観たいです。
それにしてもこの映画でこれだけ泣くとは思わなかった。きっと多くの人は「あの映画のどこで泣くの?」と思われることでしょう。人それぞれ背負ってきたものの違いですので、この映画を観て「泣き」を期待しないでください。
あ、余談ですが、映像はすごく奇麗ですし、アニメーションも素晴らしいです。特にポリゴンの敵のCGは最高です。声優さんの役作りもお見事でした。さすがベテラン揃いの声優陣です。最近は「声優に初挑戦!」と言って人気アイドルとか使いますが、そんなのとはレベルが違います。
こんなことを言うとオタク度がバレバレかぁ。
出来る事なら、もう1度いや、もう2回くらい観たい映画でした。
で、でも、「キサラギ」みたいに万人受けする映画じゃないので話半分で聞き流してください。(^_^;)
映画「新世紀エヴァンゲリヲン新劇場版:序」@PARCO
投稿日:
執筆者:biglobeKURI
「キサラギ」、また観たい。。。。。
最近、小栗旬君をよくテレビで見かけるので・・・。
小栗旬君って、キサラギのイメージしか知りませんでしたが、キサラギでのキャラが特別なんですね。
恐い顔でケンカしている役を見たときは、これが小栗旬かぁ?と思ってしまいました。
この映画を観に行きたいのですが、なかなか予定が会わなくて行けていないですね。
実はこの作品に出ている声優さんの大ファンなので、行きたくて行きたくて仕方ないです。しかしながら今回はいけそうな感じではありませんので、DVDを観て楽しむ事にします。
ちなみに好きな声優さんはペンペンの声優さんですよ。
前作の3部作も衛生放送とかで何度か見て録画もしたかな…
なんか今さらって気がしないでもないけど楽しめて何よりです^^
DVDでも出たら借りてくるとしましょう♪
しんのすけさん
ペンペンの声優さんって誰だった?と、調べてみたら綾波レイの声と一緒の林原さんじゃないですか!林原めぐみさんの綾波レイは最高。実は、「残酷な天使のテーゼ」や「FLY ME TO THE MOON」の綾波バージョンが好きだったりします。(^_^;)
Aki兄さん
うちにも確かテレビバージョンを録画したのがビデオで残っているのですが、なかなかテレビの前に座ってみるのが面倒で観ていません。ネットで探したら1~5話がアップされていたので、iPodに落として観ています。映画とテレビ版は微妙に違っていて見比べると面白いです。でも今回の「序」は基本的にテレビ版と同じです。次の「破」から微妙に独自のストーリーが入ってくるらしいです。