今日は「大津祭」が行われるなかいつものシネマホールで「利休」という映画を観てきました。
1989年の作品で、利休を演じるのは三国連太郎、秀吉を山崎努が演じています。この二人の演技はためいきが出るほど秀逸。りきを演じた三田佳子も素晴らしい演技でした。信長が松本幸四郎、家康が中村吉右衛門、三成が坂東八十助、細川忠興が中村橋之助と歌舞伎役者が勢揃いで、こちらも歌舞伎役者らしい凛とした演技でした。
今回の目玉のひとつは「武満 徹」の音楽。監督によって描かれた安土桃山文化に溶け込むように、そして人物の心理を映すかのような音楽に聞き惚れました。
秀吉の作った黄金の茶室の再現をはじめ、大道具から衣装についても本当にきらびやかな映像と、利休の追求する素朴な美しさの対比が何とも言えませんでした。黄金が大好きで朝鮮・中国を征服しようとする秀吉さんと、茶の道を究めようとする利休との確執。そして最後は悲しい結末。
星4つの佳作でした。
今日は大津歴史博物館にて伏見桃山城と聚楽第の遺構かで出土した金箔瓦を見てきました。桃山城や聚楽第に使われていた瓦だけでなく、周囲の武家屋敷にまでこの金箔瓦は使われていたそうです。もう辺り一面金色ピカピカだったのでしょう。
映画「利休」@シネマホール
投稿日:
執筆者:biglobeKURI
>周囲の武家屋敷にまでこの金箔瓦
もう辺り一面金色ピカピカ
⇒へぇ~へぇ~へぇ~へぇ~へぇ~。
悪趣味~って感じ。
でもそれが権力の象徴。
利休の映画の中でも、山積みにした金塊をバテレン見せて鼻高々な秀吉が描かれていました。
茶室も茶器も金、履いている足袋も金でした。