昭和24年組の大ベテランの女性漫画家「くらもちふさこ」さんの原作の同名コミックの映画化です。
あらすじ(gooより転載)
「山間の分校。小学校と中学校は同じ校舎の中にあり、全校生徒はたったの6人!右田そよは唯一の中学二年生。初夏のある日、東京から転校生・大沢広海がやってきた。期待に胸を膨らませるそよは仲良くなろうとするのだが、ついつい冷たい態度をとってしまう。海水浴、神社の境内で初めてのキス…、そして春が来て、みんな1学年進級した。楽しみにしていた修学旅行は東京。広海が育った街を始めて見ることが出来て喜ぶそよだった…。」
何とも爽やかな映画でした。大きな盛り上がりも、オチもありませんが、田舎の町にゆっくりと流れる時間がとても心地よく、自分が子供の頃もこんな時間が流れていたなぁと感じられました。
主演の夏帆さんが好演しており、細かい表情変化に目が釘付けになります。
脚本は「ジョゼと虎と魚たち」の渡辺あや氏。監督は「松ヶ根乱射事件」「リンダ・リンダ・リンダ」の山下敦弘監督です。
セリフもいい感じですし、映画全体ののんびりとした時間とシーンの中のこれまたのんびりした「間」が何とも言えず心地よいです。
星3つ半の佳作でした。
映画「天然コケッコー」@シネマホール
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執筆者:biglobeKURI
>山間の分校
⇒分校の先生になりたかったことも・・・。
映画の中で東京へ修学旅行へ行くシーンが出てきますが、引率の先生が3人、生徒が2人でした。人の多さに呆然と立ちすくむ主人公がかわいらしかったです。
分校というと「二十四の瞳」を思い浮かべますが、映画の雰囲気は「スタンドバイミー」とか、民放版「中学生日記」(変な喩えだなぁ)みたいな感じでした。