昼からいつものポテトサラダを作っている時、
「さて、あとは塩コショウで味を整えて、マヨネーズで合えれば出来上がり」というところで、
黒コショウを切らしていたのを思い出した。
「そうだ、昨夜無くなってしまったんだ。今日の買い物で買おうと思っていたのにー!」
40代の頃なら、絶対に忘れないで買い物の時に思い出すことが出来ていたはずなのに、
今は無くなったその時にすぐにメモをしておかないと絶対に忘れる。
しかも、買い物に行った時にスパイスコーナーに立って「乾燥パセリ」を買ったのに、メモしていない黒コショウは買わなかった。
古いテーブルコショウでどうにか間に合わせることが出来たが、どうもスッキリしない。
以前は、自分の思考も行動もマルチタスクで出来ていた。そんな気がしていた。
でも今はかなりシングルタスクになってしまった気がする。
野菜炒めを混ぜつつ、隣で味噌汁を温めて、ストーブの上の煮物にも目を光らせる。
そんなことは余裕のよっちゃんで出来ていたが、今は野菜炒めをかき混ぜていてうっかりすると、蓋をして温めていた味噌汁のことを忘れてしまう。
同時進行のうちどれかが、時々頭から吹っ飛んでしまう。
だから同時に2つ以上コンロを使うときは、それぞれにタイマーをかける。
これで安心!
と思いきや、そうでもないのだ。
キッチンに立っていると、あちこちからアラームやら警告音が鳴り響く。
・冷蔵庫の開けっ放し
・ガスコンロの付けっ放し
・ガスコンロのタイマー(3種類)
・ガスコンロのグリルのタイマー
・炊飯器の炊き上がりのお知らせ
・ファンヒーターの給油
・ファンヒーターの換気のお知らせ
・ファンヒーター延長タイマーのお知らせ
・電子レンジの仕上がり音
などなど
それが同時に2カ所から鳴ると
「なになに?! なにが鳴っているの?」と
あちこちアラーム音を探し回る。
3カ所同時に鳴るともう頭がパニックになる。
そんな時に、テレビのニュースやドラマで電話やアラーム音が鳴ったりしたなら、
「こんな時にややこしい!テメェふざけるな!」とテレビに向かって何か投げつけたくもなる。
火に関わることは大惨事にもなるので優先順位が高いが、
それ以外はどうにかならないものか?
声で教えてくれたらどうかとも思ったが、
「ご飯が炊き上がりました!」と「灯油がなくなりました」と「扉が開いています」と、
みんなが同時に喋り出したら、
「ご飯がなくなりました」とか「扉が炊き上がりました」とごっちゃになって余計わけわらなくなりそうだし、
これは聖徳太子でも戸惑うはずだ。
そのうち賢くてやさしい家電が出てくることを期待するばかり。
「あなたの家事をやさしくサポートします。 あなたの家事のコンシェルジュ!」
聞き取りやすい心地よい声で、
「そろそろ小豆が煮上がりますよ」
「コショウが無くなりましたね、ちゃんとメモしておきますね」
「ファンヒーターの灯油がなくなったようなので、娘さんに給油してもらえるようにLINEしておきますね」
「奥様のご機嫌がよろしくないようですので、何か甘いものをご用意しましょうか?」
「お疲れのようですので、あまり無理をなさらず少しは休まれた方がよろしいかと思います」
「あなたを縛り付けているものから、開放して差し上げたいです」
いや、そこまでしてもらったら惚れてしまいます。
自分はいわゆる『ながら族』だと思っていたのはずいぶん前のことだったと思います、そんなのもう10年以上前の話のような気もするし、そんな時期なんてあったのかとも思えます。
メモいいですよね、家じゅう手を伸ばせばどこにでもメモ帳があるけど、書いたメモが往々にして行方不明、メモの場所もメモしておかなければいけないのかなw
◎冷蔵庫に100均のホワイトボード。
◎裏紙使用の小さいメモ用紙をリビングに置き、
テレビを見てて、気になること(人)などをメモ
買い物のメモはよくどっかに行っちゃうので、
メモを写メして、スマホに保存。
3歩歩いたら、忘れちゃうので・・・。
Akiさん
>自分はいわゆる『ながら族』だと思っていたのは
自分もそう思っていました。何か2つ以上のことを同時進行していないと落ち着かないくらいだった気がします。
>書いたメモが往々にして行方不明
右に同じ。「確かこのあたりに置いたはず」と、メモ探しているうちに時間が過ぎていきます。
しんちゃんママさん
>メモを写メして
おぉー!その手があったかー!それならメモを探さなくてすみますね。早速取り入れてみます。(^_^)