昨日は妻と健康診断に行ってきた。
人間ドックとかいう大それたものではなく、
身長体重、メタボ診断の腹囲、血圧、血液検査に、尿検査など。
この中で日常なかなか測定しないのが「身長」。
学生の頃は毎年春の検診でいくら伸びたの、もうお前は成長が止まっただの言っていたが、
あれから30年以上なかなか身長を測る機会というのはなかった。
まぁそんなに変わるもんじゃないだろうって高を括っていた。
「それではこれから身長と体重を計りますね」と案内されたのが、
見た目は身長を測る器具なのだが、これで体重も同時に測ってくれるらしい。
自動的に頭の上のものが上からゆっくり下がってきたと思ったら、
頭頂部に「チョン」と触れてすぐに戻っていった。
「はい結構ですよ! 171cmの〇〇kgですね。」
聞き間違いかと思った。
体重はいつもの数字だったが・・
「・・・・縮んでる・・・」
私は自分の身長はずっと173cmだと思ってきた。
それが2cmも小さくなっている。
そういえば最近、息子と視線が同じにくらいになってきたなって思っていたが、
それは息子が大きくなったのではなくて、「自分が小さくなった」からだったのだ。
なんだかショックを受けた私は、すでに測定を終えてた妻にも聞いてみた。
「どうだった?身長。」
「2cmも縮んでたぁ〜」
「えー、俺もだよ〜」
自分だけ縮めば、いつも一緒にいる妻との視線も変わるだろうけど、
ふたりで同じだけ縮むと、相対的にふたりの距離は変わらないないんだなと思った。
なんだか意味が違う?
地球と月の関係も、もう45億年くらいの長い付き合い。
それなのに、月は一度もこちらに裏の顔を見せてくれていないんだよね。
夫婦もこんなに長く一緒にいて、いろいろ知っているつもりでも、
実はよくわからない。
よくわからないどころか、この世で一番わからない存在かもしれない。
それでも変わらず、同じ距離で裏側を見せずに回り続ける月のような存在。
どちらがどちらの周りを回っているのかはわからないけど、
一緒に微妙な距離感を保ちながらお日様の周りを回っている。
日常生活においては、この距離感が一番気を遣うポイント。
ソーシャルディスタンスよりも、
夫婦間のディスタンスの方が、よほど生活に支障が出る。
近すぎてもソワソワするし、距離があり過ぎてもなんとなく落ち着かない。
お互いの心地よいレベルがあるのだろうけど、それもこれだけ長くいてもよくわからない。
今のところ、自分の質量が増減することで、
引力が強くなったり弱くなったりすることもなさそう。
月の裏側を調べる探査機も打ち上げ予定なし。
知らぬが仏なのだ。


すごいこっちより2㎝以上高い!
数年前ぎっくり腰でレントゲン撮った時の、腰椎間の狭さを考えれば2㎝減で済んでいるのが不思議w
Akiさん
縮むのはもう少し先の話だと思っていたけど、おそらく数年前にはすでに縮んでいたんだろうなって考えたら、なんだか少し開き直れました。笑
>人間ドックとかいう大それたものではなく
⇒同じく・・。年一回、かかりつけ医W先生(胃腸科)で、
身長体重・胃・大腸・肺・尿・血液検査などを・・・。
大病院(脳神経外科)では白衣高血圧ですが、
W先生&自宅では正常値内。 ⇒自宅で朝晩測定
脳神経外科の主治医も、
「血圧管理はW先生で!」と言ってくれます。
こんにちは。
『距離感』ですか。
どんな関係でも難しいですけど
夫婦は共有、共同することが多いですし、影響が大きいですもの。
『月』は地球の衛星ですから、互いに影響することがい多い。
月の自転と地球の周りと回る公転の周期が同じだから、いつも同じ面を見せているのだろうが、人間は、親子関係でもそうはいかない。
イマドキは、太陽と月の関係を『夫婦(男女)関係』に例えると、問題視されることもあるようです。
地球の地面で、月の重力などに支えられながら生きている人間は、懸命に飛び跳ねているようでも、大した影響力がない かもしれない。
皆が仲良く手を繋ぐことしか、生きる道がないようにも思えます。
スミマセン。
書き込みをし忘れていたことがありまして
イラストは、検診に行かれた時のご夫婦ですよね。
リアルに素敵です。
お二人揃って2㎝減なんて、いいバランスですね。
しんちゃんママさん
妻は献血の時に血圧上がります。そんなに緊張するならやめときゃいいのにって思うのですけどね。笑
カラスさん
深いお話をありがとうございます。
イラストはパソコンで描きました。それ用のペンとソフトがあるんです。
二人とも同じだけ縮んでいたのがなんだか可笑しかったです。