玄関にお花が生けられると、場の雰囲気が変わる。
生け花のことを知らない頃は、適当に花をさせばそれなりになるのでは?と思ったりしたもんだが、
いざやってみると、
一つの花を引き抜いて、それを元に戻してみることさえ出来ないのがわかる。
一つの花がちょっとずれただけで全体のバランスが崩れてしまう。
ここは妻の領域なので安易に足を踏み入れず、
「今年も見事だねぇ、さすがです」と
素直に言葉を出す。
私にとっては料理の方が気が楽だ。
今年のおせちはこんな感じ。
手作りしたのは、伊達巻、酢だこ、栗きんとん、焼豚、筑前煮、金時豆、焼き鮭。
南天は、裏庭の朝採れ。
今朝はこの冬一番の冷え込みで氷点下。
水鉢には、数ミリの氷が張り、時間を止めていた。
西の空には、白い月が寒そうに残っていた。
夜は、京鴨ロースが手に入ったので、
薄くスライスした上に、隠し包丁を入れさらに食べやすくする。
塩と黒コショウを振ってしばらく置いて、
フライパンでサッと両面焼いてみた。
ローストビーフ用のソースと、生わさびで食べてみたら、
柔らかくジューシーで合鴨らしい味わい。
酒が進む逸品になった。
初詣はいつもの氏神様と一ノ宮へ。
いつもなら長い行列ができる参道にヒトは少なく、
両脇に並ぶべき露店も無し。
綿あめを欲しがる子の声も聞こえないのは寂しい。
手水舎も使用禁止、鈴も無し。
甘酒や振る舞い酒も中止。
賽銭が箱に落ちる音と
変拍子の柏手。
手を合わせても、いつも願掛けはしないが、
今年も妻とふたりで初詣に来られたことに感謝しつつ
高らかに柏手を鳴らした。
「今日も良き日をありがとうございます」
生け花はきりりとしていてすてきです。
今朝は水槽が凍ってましたね、メダカは下のほうで動かずじっとしてました。
(続きです、なんだか誤送信してました。)
生け花、アレンジメントにはない空間、間があって好きです。
ふるまいの甘酒、焚火も密になるからなくて寂しかったですね。
鴨のロース、美味しそうですね、いい色ですね。
南天の葉?お皿も高級感あります、
料亭に来たみたい♪
お正月の生け花 お手本にしたいと思ったので、コピーをいただきました。
ここ数年、正月の花は造花を使っておりますが、やはり生花の方が良いですね。
暦や季節、行事などメリハリを意識することを大事にしたいと思っていますが
つい略して楽しようとすることを反省します。
アプリさん
「『空間(間)を大事にしなさい』って先生が言ってたからね」と妻も言っていました。写真の右上の部分を指して「ここを空けとかないといけないんだって」って。
「ふ〜ん、そう言うもんなんだ」って感心するフリしておきました。まだまだその真髄がよくわかっていないです。(^_^;)
Akiさん
南天の葉をお皿の上に添えると、ピントがそこに合ってその下にある料理の微妙な配置の間違いを誤魔化してくれるので、それによって高級感が漂うような気がします。
生垣の隙間から覗く、明るく幸せそうな家庭のリビングみたいな。ちょっと違うかな?笑
カラスさん
>お正月の生け花 お手本にしたいと思ったので、
うわぁ、妻が喜びます。(^_^)
>ここ数年、正月の花は造花を使っておりますが、やはり生花の方が良いですね。
我が家も平素は造花が多いです。近頃の造花は近付かないと見分けがつかないので重宝します。
>暦や季節、行事などメリハリを意識する
そう言うところを意識すると日常の幸福度が上がる気がします。しあわせってこんなところに転がっていたんだなって気が付かされます。