麗かな春の日、道端にスミレが咲き出した。
紫色の可憐な花が可愛いのだが、結構この花はたくましくて、どんな小さな隙間でも根を張り花を咲かせる。
「すみれ」という名は、女の子の名前にも使われる可愛らしい名前。
古いところでは「魔法使いサリーちゃん」のお友達のお淑やかな「すみれちゃん」を思い出す。
その「スミレ」という名の由来を調べてみたら、「墨入れ」が訛ったという説が出てきた。
墨入れとは、大工さんが使う「墨壺」のことで、こんな感じの道具。
またまた下手糞な絵で申し訳ないが「ああ、それね」ってわかってもらえたらうれしい。
直線を引くための道具。
スミレの花が、この墨壺の形に似ているから。ということらしいが、どうだろう?
スミレは、ビオラとも呼ばれている。
英語では、 violet(ヴァイオレット)
イタリア語では、 viola(ヴィオラ)
ポルトガル語では、violeta(ヴィオレッタ)
フランス語では、 violette(ヴィオレット)
英語のバイオレットは、紫色のひとつで、パープルとは区別される。パープルはヴァイオレットよりもやや赤っぽい。
イタリア語の「ヴィオラ」は、園芸用語としては「パンジーよりも少し花が小さいのがビオラ」ってイメージで覚えているが、
スミレの学名は「ヴィオラ」。この日本のスミレの学名は「viola mandshurica」で、「満洲のスミレ」という意味である。
「ヴィオラ」でもう一つ思い浮かべるのが、バイオリンと似ている楽器。バイオリンよりちょっとだけ大きいらしいけど、私にはその区別がつかない。
「ヴァイオリン」という名前の由来を調べると、「ヴィオラの小さいやつ」って感じらしい。
「ヴィオラ」が先なんだ。
ヴィオラとヴァイオリンは似ているから、当然調律(チューニング)も一緒かと思ったら、これも違っていて、
上からA4、D4、G3、C3となっており、ヴァイオリンよりも完全5度低くて、チェロより1オクターブ高い。
ギターのチューニングは、上からE,A,D,G,B,Eなので、ヴァイオリンはギターの上4本と同じチューニング。
小学校の頃の音楽の授業で、縦笛を吹いたが、中学でアルトリコーダーになったら指遣いがまったく違って戸惑った記憶がある。
ヴァイオリンからヴィオラに持ち帰ると、完全5度低く水平移動させないといけないってことになるのか。まだ水平移動だからいいか。
で、
どうして「スミレ」と楽器の「ヴィオラ」が同じ名前なのか?
これがよくわからない。
チョコチョコとググってみたが、結局よくわからなかった。また機会があったら調べてみたいと思う。
>パンジーよりも少し花が小さいのがビオラ
⇒そう思っていました。
>中学でアルトリコーダー
⇒中学時代にアルトリコーダーを触った記憶なし。
大学の選択科目(楽器)にリコーダーがありました。
鯉沼廣行先生はリコーダーと篠笛の奏者で、
和洋の対比のお話、おもしろかったです。
⇒出席すれば単位をもらえました(笑)。
慣れないハ音記号には苦労しましたが、
いろいろな種類のリコーダーを演奏(?)でき、
アンサンブル楽しかった。思い出します。
ずっと前に大工さんの墨入れの話聞いてから、ほんとに似てるなーっていつも見ています。
サギ草とか形から名前の付いた花ってけっこうあるのかもね、
雑草だけど『スズメノカタビラ』って名前が好きです、これを蓑みたいにスズメが着てるかと思うとなんか笑えます。
すみれって色々形があるよね。ある種のタチツボスミレの花のかっこうは、ヴィオラに似てなくもないね、そっからじゃないかねえ・・?
しんちゃんママさん
リコーダーのアンサンブルというと、「栗コーダーカルテットを思い出します。ライブにも行きましたが、とてもワクワクしました。小学校の頃にNHK教育で「ふえはうたう」という番組をやっていて、それを見るのが楽しみでした。その時の先生が「うえすぎこうどう」先生。なんてキレイな笛の音色なんだろう!と聞き惚れていました。それが音楽好きの原風景のような気もします。
鯉沼廣行先生をちょっとググってみました。横笛で世界各地で演奏されていらっしゃるのですね。そんなすごい先生に教わっていらしたのですね。
Akiさん
スズメノカタビラはなんとも風情のある粋な名前ですよね。
オオイヌノフグリやヘクソカズラみたいに残念な名前をつけられてしまった植物もあり、「テキトーだなぁ」って思うことも多いです。(^_^)
あかいみさん
昨日も京都東山を歩いてきて、いくつかのスミレと出会いました。確かにタチツボスミレってヴィオラに似ています。
昨日は、山のミツバツツジがかなり開いていました。いつもなら桜が終わった後に咲くというイメージだけど、今年はすべてが前倒し気味。今年の夏は暑くなるかな?
>栗コーダーカルテット
⇒ほんわかする音色ですね。
楽器を見てるだけで、楽しい。
鯉沼先生
⇒先生のことは全く知らず、4月に履修一覧表を見て、
受講できる時間帯の必修選択科目(楽器)が
リコーダーしかなかったので・・・。
記憶では学年も専攻も違った学生数名で1クラス。
とにかく、先生がやさしかった。
4年生男子学生がいて、先生が初回の授業で、
「必修だから、これをとらないと卒業できないよ。
出席さえすれば、単位あげるから・・」とおっしゃったことを
よく覚えています。
卒業後、先生のお名前を目にすることが何回もあり、
「篠笛のすごい演奏家なんだ!」とわかりました。
しんちゃんママさん
「あの先生って、そんなにすごい先生だったんだ」ということはよくあります。学生時代は、そんなすごい先生に教わっている意識がないから平気で授業中に寝ちゃっていたりして。後になって「なんてもったいないことをしてしまったのだろう」と嘆いても後の祭り。人生、そんなことばかりです。