石畳の旧東海道を歩いて小関峠へ向かう。
目指す山は霞の中。
↑ 自宅から歩き始めて40分ほどで小関峠。
やっぱり少し霞んでいる。
峠から下っていくと藤尾奥町。
四宮、山科、御陵と疏水沿いの遊歩道を歩いていく。
青紅葉が美しい。
プロペラのような楓の赤いタネ。
上に放り投げると竹とんぼのように回りながら落ちてくる。
日本で一番古いコンクリート製の橋を渡って、
大文字山方面の山へ入る。
御陵から南禅寺へと抜けられる近道。
山道を通らずに行こうと思うと、住宅地を抜けて三条通りに出て、旧東海道を歩くことになる。
粟田口の刑場辺りを通るのでちょっと不気味だから、山道の方が清々しい。
南禅寺から登った所にある「七福思案処」でやっと朝ごはん。おにぎり2つとお茶。
この七福思案処の由来は多分、微妙な七叉路にあるのかな?
上の写真の道標では六叉路だが、このうちの1本が少し進むと二つに分かれるので七叉路かな?
この朝の時間だと、
南禅寺xや日向大神宮から登ってくる人が、この道標を見て大文字山へと向かうというケースが一番多い。
今日は大文字山へは行かずに、このまま日向大神宮に下りることにした。
↑こんな木の根道を抜けていくと、
↓「天の岩戸」がある。
人工的に掘られた小さな洞窟で、中には戸隠神社の小さな社がある。
その横を通り抜けると日向大神宮。
内宮と外宮と伊勢神宮と同じ「神明造(しんめいづくり)」。
内宮は天照大神を祀っている。
創建が485年というから、それが本当なら京都で一番古いという上賀茂神社よりも古いということになる。
日向大神宮からしばらく下っていくと、
琵琶湖疎水を跨ぐ石橋に出る。
右を向くと、疏水が終わっていてレールの上の台車に小舟が載っている。
この先がインクラインで、疏水を通ってきた舟がここで台車に乗せられて線路の上を運ばれる。
石橋横の赤い水門は、ここから南禅寺の水路閣へ、そして哲学の道から銀閣寺方面へと水が運ばれる。
現在は桜の名所になっている。
↑今年のインクラインの桜
↓石橋の上で今度は左(山科方面)を向くと
奥に煉瓦造りの建物、その手前に蹴上浄水場へ水を汲み上げる九条山ポンプと水路がある。
煉瓦造りの建物は、旧御所水道ポンプ室。
以前はここで組み上げた疎水の水を、御所水道というルートを作り、
御所の火災の時のための防火用水として運んでいたようだ。
石橋からもう少し下ると、三条通りに出る。
正面は「蹴上(けあげ)浄水場」。
ここは「日本最初(明治45年)の急速ろ過式浄水場」である。
ツツジの名所でもあるが、すでに終わっていた。
三条通りに出て右に(京都方面)に進めば京阪電車の蹴上駅。
帰りはそこから電車で帰宅した。
歩いた時間 3時間10分。
歩いた距離 15km
歩数 18,000歩くらい
上昇した高さ 200m
午前6時半に家を出て、
帰宅したのは午前10時40分。
休日の朝食を兼ねた楽しい散歩だった。
インクラインの人出はすごいですね、コロナなんて終息している勢いです。
Akiさん
これでも今年はかなり少なかったようです。
2018年のインクラインの写真を見ると、この2倍くらい人が写っているから、やはり今年はコロナの影響は大きかったですねぇ。
↑今年のインクラインの桜
人出は少ない方なのでしょうね。
桜ではない時期に訪れたことがありますが、お花見は憧れの場所です。
3時間で15キロ、たくさん歩かれるのですね。
>午前6時半に家を出て、帰宅したのは午前10時40分。
⇒すごい!!!
アプリさん
今年の花見はシニア世代が少なく、若者が多かったのが印象的でした。色鮮やかな浴衣を着た女の子が多い中で、山歩き帰りのおっさん二人がとても浮いた存在でした。^_^;
しんちゃんママさん
下山してきましたら、「これから登ります」っていう人がたくさん。きっと昼の山頂は、満員で密密だっただろうなって思います。(^_^)