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なんだかんだで人生飽きないように好奇心だけで生きてきたけど、こんなんでよかったのかなぁ?と言うブログ。

乾癬

大文字山(山科・毘沙門堂・Aコース・山頂・鹿ヶ谷・哲学の道・南禅寺・蹴上駅)

投稿日:

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 「京都では36度まで上がりそうです」という「海の日」。
 午前9時過ぎに最寄りの駅に着いた時点で、気温はすでに30度を超えていた。
 京都山科から北へ向かい毘沙門堂から山に入る。
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 梅雨の豪雨に登山道は、小さな河岸段丘。
 その時に雨の激しさの痕。
 崩れた傷痕もあった。
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 ありがたいことに、すでにそこは修復されている。
 2013年9月台風18号による豪雨で崩れてから、
 数年おきに大きく小さく崩壊してきた。
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 そもそもこのAコースは登山道へ入ったらずっと日陰道で快適だったのだ。
 独特な湿り気のあるコースで、好んでこのコースを歩いた。
 しかし、今回歩いてみて全体の半分以上の登山道の両脇の植樹林が、
 崩落をきっかけに伐採をせざるを得なくなく、
 せっかくの木漏れ日の道が、直射日光に晒される道になってしまっていた。
 登山口から4分の3くらいの場所にある休憩場所。
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 前回、涼しい日では、一気にここまで歩いて来られた。
 しかし、この炎天下ではここまでに2回給水し、
 この丸太で作られたベンチに10分ほど腰を下ろして息を整えなければならなかった。
 腰を上げて20分、一気に急な坂を登れば山頂。
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 前回はおそらく1時間15分くらいで山頂に着いた。
 しかし、今日は1時間35分。
 直射日光がこれほどまでカラダを疲れさすとは。
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 眼下に広がる京都市街は、
 素足で歩くと火傷しそうなアスファルトのようだった。
 午前11時15分。
 握っていったお握り3つ。
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 スタートから一緒だったいつものマルさんは、「おにぎらズ」を2個。
 そして、2年ぶりにお出合いしたKさんは、お握り一つ。
 2年前よりも若返ったように見えた70代紳士のKさん。
 再会は心からうれしい。
 しばらく3人で談笑し、「さて、下りはどこへ降りましょう」という頃には、
 山頂にあるたくさんのベンチはほぼ登山者で埋められていた。
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 「下りは、日陰の道を行きましょう。」
 ということで選んだ道は、
 如意古道のスタートでもある鹿ヶ谷(ししがたに)コースへ。
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 ここは平安時代、平清盛の時代にあった「鹿ヶ谷の陰謀」で有名な舞台。
 俊寛僧都の碑が崖の上に建っている。
 そこから少し下ると、楼門の滝がある。
 このあたりは平安時代、如意寺・如意輪寺という山岳寺院があった場所で、三井寺西方の別院であった。
 涼しそうな滝を見ようと、下から見上げると「ギョッ」とした。
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 人がいないと思い込んでいる場所に人の姿があると、これほど驚くものかと思った。
 滝の中腹にヒトの姿があった。
 滝行なのか、あまりの暑さに水浴びをされているのか。
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 木陰の道を快適に下って、もう少しで到着というところで、
 シニアの男性二人が登ってくる。
 すれ違いざまに、
 「京都の街は燃えていますよ」
 木陰がなくなった途端に、皮膚に剣山を刺すような熱い痛みを感じた。
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 京都側からの登山口にあたる霊鑑寺に着いた。
 ここから少し西に下ってから左折し、
 哲学の道へと進む。
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 哲学の道も、思ったより木陰は少なく、
 日陰を探して彷徨う。
 行き交う人も、この36度の暑さの中ちゃんとマスクをしていて、
 マスクの隙間から陽炎がゆらゆらと漂ってきそうだった。
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 あまりの暑さに、永観堂近くの喫茶店に転がり込んだ。
 私は缶ビール、マルさんとKさんはそれぞれイチゴとメロンのかき氷を。
 十分に体を冷やしてから、「せーの」で店を出た。
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 南禅寺横の湯豆腐屋さんは開店していたが「売り切れ」の札。
 この猛暑に湯豆腐とはなかなかの猛者である。
 南禅寺の観光客はポツポツ。
 三門の日陰に人は集まり、
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 日向道には人少なく、
 青もみじがクマゼミの声と共に、
 ギラギラと光っていた。
 豪雨か?酷暑か?
 もっと違う選択肢はないの?
 木陰に吹き抜ける一瞬の涼風に、
 「さて次の日陰まで頑張って歩きましょうか!」と
 せーので腰を上げた。

-乾癬

執筆者:


  1. 匿名 より:

    陽射しのまぶしさが伝わってきます。
    >俊寛僧都
     ⇒歌舞伎で何回か観た〝俊寛様〟だぁ。
      俊寛様って、実在の方だとわかっておりましたが、
      コメントを拝見し、より強く感じました。

  2. 一般人 より:

    崩落してる部分の木は伐採する頃合いに見えますが、伐採、植林は誰が行う地域なのでしょうね。
    国?県?個人?
    気になりました。

  3. KURI より:

    しんちゃんママさん
     「この場所で・・・」と思うと、感慨深いものがあります。歌舞伎の方がどのような描き方をしているのか分からないのですが、この鹿ヶ谷はなんとも言えぬ物悲しさが漂っています。

  4. KURI より:

    一般人さん
     今回崩落している部分の所有者が誰なのか分かりませんが、お察しの通り、国、県、個人、そして市や神社仏閣が混在しているらしいです。
     登山者用の道標を一つ設置するだけでも、あちこちに許諾が必要であること、それをよく思われない方がいらっしゃることもあります。その理由を伺うと「なるほど難しい問題だな」と考え込んでしまいます。

  5. Aki より:

    30℃超えの低山は恐ろしすぎます・・・

  6. KURI より:

    Akiさん
    今回はさすがにキツかったです。

  7. 本読みと山歩き2 より:

    Aコースは歩いたことがあります。
    当時は台風の跡で倒木があって途中断念、他のコースで大文字を経て銀閣寺へ降りました~
    特に火床!?からは京都市街がゆっくり眺めれるよいコースですね!
    如意古道のスタートでもある鹿ヶ谷(ししがたに)コースへですが、覚えておいて季節が良い頃に歩いてみます。
    読んでいるだけで暑さが伝わってきましたが、
    やはり歩くにしても、京都の夏の暑さと冬の寒さ避けねば・・・(笑)
    一つ前の「夕暮れの入道雲」は印象的でした。

  8. KURI より:

    本読みと山歩き2さん
     こんにちは!
    >台風の跡で倒木があって途中断念
     大体あの頃だろうなって分かります。あの時は酷かったです。それが今は雰囲気が多少変わりましたが、初心者でも歩けるコースになったと思います。
     大文字山からの眺望は、おっしゃるように山頂よりも「火床」が一番ですよね。初めての人は大抵「うわぁ〜!」って声を上げます。
     入道雲って好きなんです。あの迫力とスリルがたまらないです。(^_^)

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