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なんだかんだで人生飽きないように好奇心だけで生きてきたけど、こんなんでよかったのかなぁ?と言うブログ。

乾癬

振り返ってみれば

投稿日:

 先日は細田守監督のアニメ映画2本を立て続けに観た。
 「おおかみこどもの雨と雪」
 「バケモノの子」
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 どちらも大好きな作品で、どちらも観るのは3回目くらい。
 「おおかみこどもの雨と雪」は、
 人間の少女がおおかみの血をひく男性と恋に落ちて、結ばれ、子ができて、
 やがて男性が死んでしまって、
 一人でおおかみの血を引き継ぐ子供二人を懸命に育てて行く母と子の話。
 「バケモノの子」は、幼い頃に両親が離婚してしまい、母親と暮らしていたがその母が突然死んでしまう。
 ひとりぼっちになった少年は、バケモノの子に拾われて、バケモノの世界で暮らし始める。
 武道の師匠と弟子として、生活するがその少年にとってはそれより父と子という印象。
 やがて本当の父親と再会することになるが、本当の父は自分の今までのことを知らない。
 バケモノと少年。そこに父と子の子育て、親育てを垣間見ることが出来る映画。
 この2本の映画で、母から見た子供、父親から見た子供をそれぞれ感じることが出来る。
 ひとり親として、子供をどのように育てて行くか。
 その理想がここにあるんじゃなくて、その時その時を懸命に生きて、
 その一瞬一瞬をただただ生きて行くだけ。
 その時は「どうしよう」「もうダメかもしれない」「こんなに悲しいことはない」「こんなに怖い思いをしたのははじめて」と思うことばかり。
 「もうどうにもならない」と思っても、
 時間は常に進んでいて、
 どうにもならないままでも、世の中は動いていってしまう。
 自分ではもうどうにもならないという時は、本人は必死にもがいているが、
 結果的にみれば、もがき過ぎると沈むと解れば、流れに身を任せて浮いているだけ。
 ある時、自分の力でどうにでもなると思っている時は、
 自由自在にオールを漕いで、進みたい方向へ進んでいたと錯覚していた時もあった。
 しかし実際は、周りが作ってくれた強い水流にただ流されていただけだったと後から気づくことになるのだ。
 とにかく今現在、生きてこの場にいるということは、
 自力で乗り越えたという感覚ではなく、
 ただ「気がついたら今ここに生きている」ということだけ。
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 荒波に揉まれて、大きな石にもぶつかりつつも、
 沈んでもう息ができないと思った時があっても、
 どうにか今ここで、たまたま浮いて息をつないでいる。
 今の場所に住んで20数年。
 引っ越してきた時におばさんだった人がお婆ちゃんになり、
 お婆ちゃんだった人は亡くなられて、
 小学生だった娘さんがお母さんになっていたり、
 私も比較的若いお父さんだったのが、お爺ちゃんになってる。
 そうやってご近所も、
 古い皮膚が剥がれて新陳代謝を繰り返すように、
 常に新鮮な状態を維持している気がする。
 「おおかみこども」を苦労して育てたお母さんも、
 「終わってしまえば、全て夢のよう」と語る。
 私もそんなふうに思う。
 「そうか、自分は5人も育ててきたのか? そんなこともあったかもしれないなぁ。」
 そんな映画をみた、そんな小説を読んだ。
 今はどちらかというと、そんな感じに近いのだ。

-乾癬

執筆者:


  1. Aki より:

    まあ多少は生きる努力は必要だけど、人生なるようにしかならないですねぇ

  2. アプリ より:

    「おおかみこどもの雨と雪」テレビ放映されたときにチラっと見て、結局最後まで見なかったので、あのあと雨と雪はどうなったのかなと、しっぽをうまく隠し押せたのかと疑問符でした。
    私が結婚してこの家に来て、19年(その前4年は二人でアパート暮らし)になります。子供がいれば二十歳になっていたでしょうが。幼い姪っこ二人は既に結婚して両方とも二人の子持ちです。そんなに時間が経ったのっていう感じです。
    施設での仕事をして、三十歳代から五十歳代の男性の世話、知的障害者特有のこともあるけど、親ってつくづくたいへんだなあと思いました。
    五人も子育ては脱帽です。子育てによって親も育てられたでしょう。
    過ぎてしまえば、そんなこともあったかとなるのでしょうが、この先、20年、この家が保つのだろうかという疑問が・・・

  3. KURI より:

    Akiさん
     ここまで来るとそんな感覚ですかねぇ。(^_^)

  4. KURI より:

    アプリさん
     >「そんなに時間が経ったのっていう感じです。」
     ホントそれです。40歳過ぎてからのことは「ついこの間」です。「この前」が2〜3年。「つい先日」が2〜3ヶ月前。「2〜3日前」はだいたい先週以前だったりします。
     子供たちも「お父さんたちの”ついこの間”はまったくあてにならない」って言われています。(^_^;)

  5. あかいみ より:

    「おおかみこども」はあんまり映画を見ない小生が、偶然見て、感動してしまった映画です。子供が小さいころ一心同体だった親子も、やがて(自然に)離れ離れになっていくという事。お姉ちゃんは人間に、弱虫だった弟は野性に呼び戻されて袂を分かっていく。お母さんの再婚でもうすぐ種違いの兄弟ができるというサブキャラの少年の存在も親子の蜜月状態から巣立っていく切なさがおぢさんのがんもの煮しめのようなハートを絞って茶色い涙を誘ったことですよ。

  6. KURI より:

    あかいみさん
     サブキャラの草平くんの存在はとっても意味があるよね。
    私の一番グッときたシーンは、雨がオオカミにとして生きていくことを選んで、その時に母の花ちゃんが「あなたに何もしてあげてない!」って叫ぶシーン。ここで涙がドーって出ちゃう。
     あっさりと巣立っていってしまう子たちに「もっと父親らしいことをさせてくれよ!」と思うことばかりです。
    >「おぢさんのがんもの煮しめのようなハートを絞って茶色 い涙を誘ったこと」
     どんな表現だよって思うけど、噛み締めるとなかなかいい味出てる。(^_^)

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