「朧月(おぼろづき)」の「朧(おぼろ)」という漢字。
意味:物の姿がかすんで、はっきりしないさま。
「月」に「龍」と書く。
「月(にくづき)」は、「腕」とか「脚」、「肝」「肺」など、体の一部いわゆる「肉」という漢字が変化して「月」になった。
だから「にくづき」というのだが、
どうしてこの「朧」という漢字は「にくづき」なのかが分からなかった。
「朧」という体の一部分ではなさそうだ。
この「にくづき」を調べたら、上記のように「肉」から変化して「月」になったものと、
そもそも「月」をそのまま持ってきたのと、
そして、「舟」から変化した
(ふなづき)がある。
「朝」や「服」は元々「ふなづき」だったようだ。
「にくづき」「つき」「ふなづき」、その三つが同じ「月」となっているのでややこしい。
「朧(おぼろ)」は、「つき」と「龍」。
「龍」とは、実在するのかどうか分からないあやふやなもの。
なんとなくイメージが湧いてきた。
朧(おぼろ)、霞(かすみ)、霧(きり)、靄(もや)。
その違いがよく分からない。
「霞(かすみ)」は気象観測上の用語ではなく,煙や雲がたなびいたり,霧(きり)や「もや」などのため遠景がぼやけて見えることを一般に霞(かすみ)と呼んでいるようだ。
気象用語では、視程1km未満の状態が「霧(きり)」、視程1km以上10km未満が「靄(もや)」。
そして、歳時記では「霧(きり)」は秋の季語とされており、
春の霧(きり)を霞(かすみ)と呼び、
夜の霞(かすみ)は朧(おぼろ)と呼んでいるという。
なかなか日本語は面白い。
山に雲がかかるとは言うけど、山の中にいれば雲とは言わず、視界が無ければ全部ガスかな、視界がそこそこあれば霞、その中間が霧かなぁ…
Akiさん
登山用語として「ガスが出てきた」「ガスってる」は、最初は火山性の有毒ガスかと思ってビビりました。
小学生の頃に「かすみか雲か ほのぼのと」って歌を歌った記憶がありますが、あの曲って「かすみか雲か」って曲名だったかなぁ。
私は、始終、頭の中に『霞』が掛かっています。
カラスさん
私の好きな女優さんに有村架純(ありむらかすみ)さんがいらして、好きな卓球の選手に石川佳純(いしかわかすみ)さんがいます。好きな花は「かすみ草」ですし、なんだか「かすみ」は好きなものばかりです。(^_^)
ロマンチックですね。
以前から気になっていましたが、
雨カンムリの漢字もおもしろいです。
⇒ほとんど、読めませんが・・・。
しんちゃんママさん
>ほとんど、読めませんが・・・。
同じくです。
魚へんもほとんど読めません。
「霞(かすみ)」は今回のことで読めるかもしれませんが、今でも書けません。「靄(もや)」に至っては多分これからも読めそうにないです。
霞みや、朧は小説などから、ぼんやりと読み解いていき、抽象的なままが味わいがあるような気がします。
一般人さん
「朧」は、「朦朧(もうろう)」の「ろう」ですって言ってしまうと、いい雰囲気が台無しになりそうです。(^_^)