SOSとは、ずっと何かの頭文字をとったものだと思っていた。
SAVE OUR なんとかなど。
「SAVE ON」だと「節約」っていう意味になってしまうけど、
「緊急事態です!」みたいな意味の頭文字だと思い込んでいた。
でも、それは違っていて、
まずは遭難信号のモールス信号。
「・・・---・・・ (トトト、ツーツーツー、トトト)」
これが最初。
その時にはまだ「SOS」という単語はなかったらしい。
確かに映画で無線によって遭難を伝える時に、
「SOS! エスオーエス!」って言わない。
「メーデー!メーデー!」って言ってた。
それじゃ「メーデー」って何よ?
「メーデー」というと、すぐ思い浮かべるのが「May day (5月の日)」ってことで、「5月1日労働者の日」。
それとは違う。
緊急時にそんなことは叫ばない。
船が沈みそう!って時の「メーデー」は、無線での「遭難信号」である。
「ヴネ・メデ(venez m’aider)」
フランス語で「助けに来て!」が語源らしい。
一旦この「メーデー呼び出し」が出たら、すべてはこのメーデーが最優先されて救難艇やヘリが現場に急行することになる。
そのメーデーが発せられた周波数は、他の通信では使えなくなる。
それくらい重要なことであるから、いたずらにそれを発すると犯罪になるのだ。
一般の人ではまずそれを発することはないだろうが、
人生何が起こるかわからない。
先日の「
5秒ルール」の近くにあった「SOS」の非常ボタンを見て、
よく言われる「人生にある3つの坂」を思い浮かべた。
「上り坂」「下り坂」そして「まさか」。
周囲でもその「まさか」の話ばかりが耳に入ってきて、
人ごとじゃないなって思うばかり。
遭難信号はお早めに。
「まさか」、にはよく動かされてきた、ていうか、「まさか」にしか動かされてこなかったような気もする。いいことも、悪いことも「想定したこと」はほとんど起こらなかったような気がする。してみると、わるいことはじゃんじゃん考えてよいことは一切考えないようにする・・これが幸せへの道だという事になるが・・そんな人生つまんないような気もする(笑)
あかいみさん
「まさか」が思っていたより多いというのが今の実感かなぁ。自分の想像力なんてその程度のものなんだと思うばかり。想定していた良いことも悪いことも確かにほとんど起こらなかったなぁ。
「少し先の未来を想定する」のは、人間だけなのかな? 寿命が3年の動物も、1ヶ月後の自分を想定して行動しているのだろうか?その年に生まれた動物は、その冬を越すための準備は本能的にやっているのだろうか?