中学生か高校生の頃に、スヌーピーの漫画を読んでいた。
スヌーピーは出てくるが、主役はその飼い主のチャーリーブラウン。
チャーリーブラウンは、いつも自虐的で自信がなくて、
女友達のルーシーにキツイ言葉を言われる。
タイトルも「しっかりしてよ チャーリーブラウン」と言う様なタイトルだったかな?
英語の教材のような新書くらいの大きさで、日本語と英語で書かれていた。
英語が苦手だった私は、当然日本語だけ読んでいた。
その中で言葉のきついルーシーがスヌーピーに言った台詞で、
「どうして犬なんかでいられるのか不思議だわ」と言うようなことを言う、
それに対してのスヌーピーの返しがとても印象に残っている。
「配られたカードで勝負するしかないのさ それがどういう意味であれ。」
その頃の自分は、体も弱く、運動もダメだし、勉強もからっきしダメだと思っていた。
そんな自分をチャーリーブラウンと重ねて、自分を慰めていたところもあったと思う。
思ったことを率直に口にするルーシーのことが大嫌いだった。
そのルーシーに対して、スヌーピーはさり気なく本質をつく言葉で返す。
そのやりとりが大好きだった。
どうにもならないことは嘆いても仕方がない。
今までも、配られたカードでどうにかやってきた。
自分では弱いカードだと思っていても、
相手から見たら欲しいカードだったりもするもので、
カスだと思ったカードは、いつか切り札に変わるかもしれない。
ルーシーも良いことを言う、
「絶対に起こりもしないことを恐れて、人生をダメにしちゃいけないわ…」
「あなたのいけない所はね、自分を信じないことよ!自分の能力を信じてないのよ!」
こんな台詞が、自信のない青春真っ只中の自分にグサグサと刺さった。
年齢を重ねても、本質はその頃の自分と全然変わっていなくて、
チャーリーブラウンのまま。
ルーシーのような妻と、
スヌーピーのような仲間に支えられて、
どうにかここまで歩いてきた。
そして、明日もまた同じように歩いていることを願うばかり。
人間多少の差はあるだろうけど、だれでも配られたカードでやってます、
小中高と成績の良かった同級生(医者・弁護士etc)はほとんど逝ってしまいました、なんだかなぁ・・
Akiさん
人生なにがいいのか悪いのか。早く死ぬのがいいのか悪いのか。人生がゲームなら、配られたカードで自分なりに最善を尽くすってことなのかなぁって。
スミマセン、名乗っただけのコメント欄を消していただくか、無視してくださいませ。
スヌーピーの本と出会った子どもの頃、単純に楽しい展開(笑い)やシュールなものを求めたこともあって、外国のセンスに馴染めず、再び本を読もうと思わなかった。
本は読まなかったが、コノ歳になっても、スヌーピーと一緒に寝ています。
その存在が、癒しになっている。
ユメの中でもよいので、スヌーピーから説教されたいと思う。
カラスさん
>外国のセンスに馴染めず
それわかります。スヌーピーもそうでしたけど、セサミストリートもダメだし、アメリカンホームドラマも見ていてソワゾワしてきます。
>スヌーピーから説教されたい
以前、タモリ と秋元康との会話で「普通の顔して心をツネって欲しい」と言う「叱られ願望」の話が興味深かったです。「50過ぎた男は、大体立場があるから、自信と自負がある。横からそんなものは大したことがないっていう風にツネってほしいんだよね」と言うのが印象的でした。(^_^)
キャラクター、みんな好きだけど、ライナス+毛布が特に好き。
しんちゃんママさん
>ライナス+毛布
忘れちゃいけないキャラクターですよね!私も大好きです。(^_^)