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なんだかんだで人生飽きないように好奇心だけで生きてきたけど、こんなんでよかったのかなぁ?と言うブログ。

乾癬

映画「そして、バトンは渡された」

投稿日:

  どちらかというと、
 「登場人物、みんないい人」
 そんな映画やドラマが好きだ。
 ストーリー上、悪い人に見えたけど「実はいい人」、
 「本当はいい人」だけど、わざと悪い人ぶっていた。
 結果的に「みんないい人」がスッキリ爽やかで気持ちいい。
  中学生の頃だったか、父が言った。
 「この人の作品には、本当の悪人が出てこないから好きなんだ」
 山本周五郎の作品だった。
 歴史上、悪人とされている人物であっても、それにはこんな事情があったとか、
 結果的には悪評を全て引き受けて、全体を良い方へ導いていったというような話だ。
 登場人物が「全員嘘つき」っていう映画もあった。
 IMG_2800.jpeg
 「騙し絵の牙」 
 みんなで騙し合いの映画なのだが、痛快でこれはこれで明るく爽やかな映画だった。
 先日観たこの映画の石原さとみが演じる女性も、
IMG_5984.jpeg
 

 自由奔放で、とっても嘘つきなのだが、
 その理由を知ってしまったら、涙が溢れてしまってどうしようもなくなってしまった。
 マスクをしての鑑賞だったが、そのマスクがびしょびしょになってしまった。
 劇場の中が嗚咽でいっぱいだった。
 世の中、悪い人もいるけど、本当はみんないい人。
 そういう前提で作られている。
 まさか電車の中で火をつけて、いきなり刃物で刺してくる人などいないという前提で暮らしている。
 防火、防刃、防弾の服を着ないと電車に乗れない世の中はあってはならない。
 そんな事件のあとだけに、
 「みんないい人」の映画に肩の力が抜けて、
 止めどない涙が溢れたのかもしれない。
 「親思ふ心にまさる親心 けふの音づれ何ときくらん」 吉田松陰
 自分が我が子のことをこの上なく思っていたように、
 きっと自分の親も自分のことを思ってくれていたのだろうなと、
 今になってしみじみと、
 あの時のこと、あの言葉、あの時の表情を思い出されてきて、
 「きっとあの時は」と想いを馳せるばかり。
 それだけに、堪えきれないものが溢れてしまうのだろう。
 親がついていた嘘の理由を知ってしまったら、
 その時の親の気持ちを考えると、
 もうたまらない。
 今、子供を育ててやっとわかったこともある。
 そういう子育ての大反省会の時期なのかなぁ。
 「あの時はごめんね」ばかり思い出される。
 もう一度この映画を観るときは、
 ハンカチでは足りない、
 バスタオルくらい持っていこう。

-乾癬

執筆者:


  1. 匿名 より:

    >この人の作品には、本当の悪人が出てこないから好きなんだ
     ⇒先週、山本周五郎作「柳橋物語」「ひとでなし」をもとに
      作られた宝塚月組『川霧の橋』をネット配信で観ました。
      まさに、お父様がおっしゃっていたとおりで、胸が熱くなりました。

  2. yoko より:

    私も悪人の出ないハッピーエンドが好きです
    ある人は「そんな善人だけなんてあるわけない」と言う
    悪人のが出て来る作品だって創作ですよ、なら心が和む作品の方がいいですね。
    寝ていると本は読めません、スマホの活字を読むと眼がやられてダメ、そしたら有難い事にyoutubeで山本周五郎作品の朗読が沢山あるのです、寝ながら聞けるんだから凄く助かります
    山本周五郎さんて驚くほどに沢山の作品を書いていたんですね。

  3. Aki より:

    コメが凄すぎてコワくて観れないかもぉー^^;
    映画はハッピーエンドに限りますぅ♪

  4. Aki より:

    進撃の巨人の実写版はコケたけど、ハンジ役の石原さとみはめちゃよかったな♪

  5. KURI より:

    しんちゃんママさん
     >「柳橋物語」「ひとでなし」
     探して読んでみます。じわじわときますよね。(^_^)

  6. KURI より:

    yokoさん
     コメントありがとうございます。
    youtubeで山本周五郎作品の朗読があるのですか? わぁ知りませんでした。私も近頃文庫本の小さい文字はダメですので、朗読はありがたいです。寝ながら聴けるのは助かります。探してみますね。ありがとうございました。(^_^)

  7. KURI より:

    Akiさん
     あまりに泣ける映画は、劇場では要注意ですよね。涙だけならまだしも、嗚咽となると非常に困ります。
     怖い映画や、後味の悪い映画は避けるようになりました。ほのぼのとした邦画をチョイスすることが多くなりました。と言いつつ、昔の戦争映画も好きなのですが、自分でもなぜかわかりません。オカルトはもう皆無です。
     石原さとみのハンジ役は良かったですよねー。この映画でも好演していました。

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