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なんだかんだで人生飽きないように好奇心だけで生きてきたけど、こんなんでよかったのかなぁ?と言うブログ。

乾癬

人はなぜ山に登るのか

投稿日:

 山に登る理由は人それぞれだと思う。
 登るのに理由なんて要らない、登りたいから登るってことだけでいい。
 自分もどうして山を歩いているのかと聞かれれば、
 「気持ちいいから」って答える。
 「健康のために」「老化は足からって言われているから」「いい景色を見たいから」「美味しい空気が吸いたい」「コツコツと頑張って登って山頂に着いた時の達成感がたまらない」というのも、無くはないが、「なんか違う感」がある。
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 登る理由で有名なのが、登山家ジョージ・マロリーの言葉。
 「そこに山があるからだ」
 少し哲学的な意味にも解釈されている。
 これも元ネタを知ると微妙にニュアンスが違う。
 新聞記者から「どうしてあなたはエベレストに登りたいのですか?」という質問に、
 ”Because it’s there.” 「そこにそれ(エベレスト)があるからさ」と答える。
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 山には様々な「束縛からの脱却」がある気がする。
 自分のいつもの山歩きに関してのことだ。
 1、人間関係からの脱却
 気心知れた山友だちと一緒か、単独での山歩き。出会う人も同じ山好きの人たちで、ほとんど挨拶だけという気楽さ。
 2、身体的束縛からの脱却
 いつも歩く山は、どのくらいの体力が必要であるかが大体わかっているので、自分の体調に合わせてのコースを歩くので、無理な身体的苦痛がなく、歩く快感を得られる。だから、登りたくない山を、一緒に登りたくない人と登るのは最悪だ。
 3、金からの脱却
 基本お金が掛からない。全国百名山でも登るとなると相当な資金が必要だが、いつもの山を登って手弁当食べて下りてくるだけならほぼお金は必要ない。
 4、時間からの脱却
 すべてが自分の時間で、ひとりなら登って下りるまですべて自由時間。途中で引き返すも良し、早めに弁当食べるのも自由。
 5、固定概念からの脱却
 不思議と山を歩いている時は、街にいる時と思考回路が違う。自分の住んでいる街を見下ろすことは、人間界を客観視できること。その究極が宇宙から地球を見ることなのかも知れないなって思う。街から宇宙を見上げるのと、宇宙から地球を見るのとは違う。街から山を見るのと、山から街を見るのが違うように。
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 山が高ければ高いほど、街は小さく見えなくなる。低い山ばかり登っている私は、街への未練が大きいってことなのかもしれないな。
 自分の体力と知力を考えて、そのくらいの低山が楽しく気楽に登れるレベルだろうってことなのだろう。
 いつも低い山ばかり登っているだけだから、こんな風に思うけど、
 世界中の高い山を登っている人、日本のアルプスばかり登る人というのはきっとまた違う考え方なんだろうなって思う。
 私はまだまだ散歩の延長程度だからこんな感じ。
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 って、ここまで書いて文章を保存したが、
 数日後に読み返してみると、やはりなんか違う。
 上記のような理由だけで登っているわけじゃない。
 言葉でいうのは難しいけど、何か抑えきれない衝動的なものというか、
 そうさせられているような感覚がある。
 体がそこへ行きたがっているというか。
 急にラーメンが食べたくなるような、
 好きという気持ちを抑えられないような、
 明日テストなのに部屋の模様替え始めちゃうとか、
 今の苦しみを抜け出して、
 想像するゴールへと辿り着いた時の快楽へと突き進んでしまうのかもしれない。
 結局、どうして山に登るのか、よくわからない。

-乾癬

執筆者:


  1. Aki より:

    趣味は山歩きとか言うからには、ハクを付けるのに槍・穂高・北岳くらいには登っとこうかとは思ったけど、だんだん思うに山じゃなくて土や石の上を歩くのが気持ちいいのかなと・・・でも平地でそんなところはなかなか無いので、仕方なく山に行ってるような気がします。
    上高地界隈(大正池から明神・徳沢・横尾)をぶらぶらするものなかなか楽しいけど、ちょっと遠い。
    草津の芳が平も気持ちいけど、噴火騒ぎで近寄りにくくなっちゃったし、この界隈だと戦場ヶ原か尾瀬ヶ原かな、と言って木道はあまり好きじゃ無かったりしてw

  2. KURI より:

    Akiさん
     だんだんと「土」や「石」に興味がいくのもそういうことなのでしょうかね。土いじりも楽しいし。今まで以上に、地学や天体気象、動植物の方に目がいくようになってきたので、その観察するにも山に行くのが一番手っ取り早いっていうのもあります。

  3. 一般人 より:

    小学生の頃、毎週のように近くの山に登ってました。
    思い起こせば、解放感かもしれないです。

  4. 匿名 より:

    自分では登りませんが、登山番組は大好き。さっきも、陽希さんのNHK300名山(ダイジェスト)を観ました。山の名前を知るだけでも、楽しいです。

  5. KURI より:

    一般人さん
     小学生の頃、近くに山のない私は、川の土手、河川敷、広いだけの公園、用水路で遊んでいた感覚と、今の山を歩いているのと似ているかもしれないと思いました。各世代ごと年代ごとに山に登る目的というのは違うのかもしれないなって思いました。色々理由が混ざり合って紡ぎ出す「複雑系」なのかもしれません。だから答えが見つからないのかも。

  6. KURI より:

    しんちゃんママさん
     田中陽希さんの番組は私もよく見ていました。マラソン中継を見るように、見出したら止まらないです。ひたすらタフだなぁって感心します。あれだけパワフルに登る姿を見るのが気持ちいいですよね。(^_^)

  7. 一般人 より:

    言われて見れば、そうかも知れないですね。
    私に振り返ると田んぼのザリガニも同じかも。
    何が楽しかったのか、思い出しても解らないことがたくさんあります。
    ただ、楽しい間は堪能したいですね。

  8. KURI より:

    一般人さん
     そうですね。「楽しい間は堪能したい」それに尽きます。
     今から思えばあの小学生の頃は楽しかった思い出になるのですが、その当時は楽しいと思ってやっていたと思うのですが、今の方が楽しいような気がするのです。(^_^)

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