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なんだかんだで人生飽きないように好奇心だけで生きてきたけど、こんなんでよかったのかなぁ?と言うブログ。

乾癬

半クラ人生

投稿日:

 AT車(オートマチックトランスミッション車)とMT車(マニュアルトランスミッション車)という分類さえも、
 我が子の中で知っているのは、バイクに乗っていた息子くらい。
 車の運転での「ギアチェンジ」という感覚はもう無いかもしれない。
PP_gear_TP_V.jpg
 「半クラッチ」いわゆる「半クラ」という単語も死語になってきた。
 エンジンの回転運動を、タイヤの回転に変換するのに、歯車の大きさなどを変えてスピードを調整する。
 教習所での「坂道発進」は、誰でもドキドキするイベントだった。
 エンジンが高速回転しているのに、車がゆっくり走ることが出来るのも歯車と半クラのおかげ。
 この「半クラ」という単語を思い出した時に、
 社会と自分との間で、もう少し「半クラ」が上手だったら心がすり減らなくて済んだのかなって思った。
 社会というエンジンは、いつも同じスピードで動き続ける。
 そこに自分という歯車がどのようにハマるのか、最初はまったくわからなかった。
 自分がどれだけの歯車の大きさで、どんな回転数かもわからない。
 なのに、どこの歯車として入るか?聞かれてもわかるはずがない。
 「とりあえずそのマシンの中に入って、あとは半クラでうまくやっていきなよ。そのうち自分に合った場所が見つかるよ。」
 って感じで放り込まれるのだ。
 でも、自分の中のイメージでは、歯車として生まれたからには、ピタッと入ってマシンの役に立つ姿を思い浮かべるが、
 接する歯車とはすぐに噛み合うはずもなく、
 突起がすり減ってしまったり、軸がずれてしまったり、あまりにもひどい時は壊れたり、弾き飛ばされたりしてしまう。
 ガタガタと異音を出しながら必死に回っていた時もあった。
 エンジンとは連動せずに空回りしていた時もあった。
 今はどうだろうな?
 歯車の角はすっかりすり減って、
 半クラも上手になって、
 適当に社会とつながったり離れたりしているかもしれない。
 エンジンの噴けがいい時も、そうでない時も、
 それなりに半クラをうまく使って生きていければいいけど、
 歯車はこうあるべきだ!って固執してしまうと壊れやすいかもね。
 角を丸めて、半クラをうまく使って、
 歯車も一つだけだと負担が大きいけど、
 いろんな大きさの歯車と一緒にやっていくと、
 一つの歯車の負担は少なくなるかもね。
 そもそも、小さい頃から映画やドラマや報道などで、
 出来もしない「こうあるべき」が多すぎるんだよね。
 そして、それが出来ないという人を責め過ぎるのだよ。
IMG_7228.jpeg
 いいんだよ、
 適当な「半クラ人生」で。
 アクセルとブレーキの調整よりも、
 クラッチの使い方が大切なんだと思う。
 その調節を自分でやらなくなったからおかしくなったのかもね。
 ギアを変えるのは車じゃなくて、
 自分の調子をみて、
 自分自身でクラッチを調整して、エンジンとの関わり具合を増減しないとうまくいかないと思うんだよね。
 半クラのゆるゆる生活が理想なんだけどな。
 それじゃ社会が回らないって言われちゃうのかな?
 しっかり回っているけどね。
 今年も1年、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
 来年もまたよろしくお願い致します。
 良いお年をお迎えください!
 KURI拝

-乾癬

執筆者:


  1. Aki より:

    面白いたとえです、まあ近頃のバイクも車のオートマみたいにクラッチ無しの6段とか、ECVTのような無段変速も主流です。
    You Tube見ていると『鬼の半クラ』なるものがあってバイクこそ半クラッチを駆使した乗り物だと思います。そのクラッチレバーの重さも様々、半クラしやすいのもあれば、疲れて握るのに苦痛を伴うものも、人もそれぞれなんでしょうねぇ

  2. 一般人 より:

    クラッチは乗り手の癖がつきますね。
    他人には違和感でも、自分には安心感。

  3. KURI より:

    Akiさん
     クラッチあっての運転の楽しみみたいなところがありましたからねぇ。バイクまでクラッチなしになっちゃうとかは考えられませんでした。クラッチ、アクセル、ブレーキ、どれも車種ごと、人それぞれ特性があって面白かったです。

  4. KURI より:

    一般人さん
     おっしゃる通りです。友人の車を運転した時に、クラッチ、ブレーキ、アクセルのクセをつかむまでちょっと時間がかかりますものね。時々、ホームセンターのマニュアルの軽トラを借りて運転したりすると、最初のスタートでエンストしたり、エンジンふかしすぎたり、急ブレーキになってしまったりしていましたが、今では軽トラもオートマになってしまいました。もうマニュアル車を運転する機会もないですかね。

  5. アプリ より:

    免許はマニュアルですが、軽トラもオートマなのでマニュアル車って免許取得後は運転したことがないです。農業用の機械はマニュアルですが、それも乗る機会はいまのところないです。なので、もう、マニュアルは操作できないかもしれませんね。
    高校生の頃に興味をもったコンピュータの世界のことを学んでその仕事につきましたが、机上の仕事は好きで残業も苦にならないほどでしたが、人と接して交渉するとか、下の者を教育するとかには向いていなくて、それでも、50歳まで続けてこれたのは、それなりの歯車が回る場所をみつけられたからかもしれません。
    今の介護の仕事はそれほど好きではないのですが、逆に利用者に(人に)愛情がもてるから続いているのかなと思います。世話がやける人ほど可愛い~です。
    毎日、ブログ楽しませていただきました。
    良い年をお迎えください。
    来年もよろしくお願いいたします。

  6. 匿名 より:

    息子たちが免許をとり、車を買い替える時、「絶対にマニュアル車!」と言い、しんちゃんパパは「オートマ!」と意見が分かれました。
    結局、2対1でマニュアル車になったのですが、T社担当のEさんに、「マニュアル車は受注生産で納期もかかり、価格も高い。マニュアル車希望のお客様は珍しい!」と言われました。Eさんには10数年お世話になり、時々、その話題になりました。今週、しんちゃんパパが運転しながら、「クラッチが云々!」と言っていましたよ。

  7. KURI より:

    アプリさん
     自分なりに歯車の回せる場所が見つけられたきっかけになった人や出来事というのも各々あることが多いですよね。あの人のおかげで生きていけるとか、あの人がいなかったら今の私はないとか。そんな自分という歯車を回せる場所があることは、本当にありがたいことだと思います。
     今年もなんらかの形でも良いから、とりあえず機能できる1年でありますように。

  8. KURI より:

    しんちゃんママさん
     マニュアル車を懐かしく思い、時々「乗りたいなぁ」って思います。実際にマニュアル車を買って乗っている人はかなり少なくなりました。でもちょっと羨ましいです。
     時々マニュアル運転も出来る車っていうのがあれば良いなぁ。

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