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なんだかんだで人生飽きないように好奇心だけで生きてきたけど、こんなんでよかったのかなぁ?と言うブログ。

乾癬

なんてことない1日なのに

投稿日:

 なんてことない1日なのに、
 昨日と今日では年が違う。
 何も変わっていないのに、昨日と今日では年齢が変わっていたり、年度が変わっていたり、
 学年が違ったり、子供扱いだったのが大人扱いになったり、
 昨日までが厄年で、今日から厄年が終わったり、
 乗る電車の料金が変わったり、
 入園料が変わったりもする。
 学生から社会人になったり、サラリーマンが経営者になったりもする。
 昨日の自分と変わっていないのに、
 肩書きが変わったり、
 立場が変わっただけなのに、発言して良いことと悪いことがあったり、意見を変えないといけなかったりする。
 自分は何も変わっていないのに、インタビューに答える時に一瞬考えてしまう。
 「どの立場で答えるべきなの?」
 「私個人としては」「男として」「夫である身としては」「娘を持つ父親としては」「孫のいる身としては」「妻のいる私にとって」「政治とは無縁ではありますが」「ごく一般的な者から言わせてもらいますと」「富裕層とは無縁な私から見たら」
 色々な「自分」の前につける「肩書き」によって、意見が違ってくる。
IMG_7383.jpeg
 例えば、初詣に行きました。
 参拝を終えたところへ、誰か記者らしき人がマイクを持ってインタビューしてきたとする。
 「今年はどんな1年にしたいですか?」
 そんなことは大きなお世話ってことだが、それは置いておいて、
 まずは「あなたは誰?」ってことかと思う。
 勝手に「テレビ局の人?」「ラジオ局?」「新聞社?」「雑誌記者?」「ユーチューバー?」「学級新聞の人?」「個人的な探究心?」いくらでも考えつく。
 そして、「なんなのこれ?」「どこかに流れるの?」「活字になるの?」「アンケートなの?」「報酬はあるの?」「正式な取材?」・・・。
 実際のところは、そんなことを考える間を与えずに「〇〇の〇〇という番組ですけど、ちょっとお話聞かせてもらってもよろしいでしょうか?」と話が始まってしまって、一通り答え終わったところで、誰だったんだろう? 答えちゃってよかったのだろうか? 変なことを喋っていないだろうか?
 そして、「この記者は、自分をどう認識しているのだろう?」ってことだ。
 インタビューを受けている私の映像の下には、どんな肩書きが付くのだろう?
 「50代男性」「60代男性」「参詣に来た人」「街のひと」とか出ているのだろうか?
 性別と表示するのもこれからは無くなるのだろうか?
 私が地球を救いにきた宇宙人だということも知らないはずだし、隣にいる女性が私の妻であるかどうかも知らないはずだ。
 たまたま不倫相手の女性と京都旅行に来ている救世主かもしれないじゃないか。
 そのうち、テレビでも個人が顔認証されて、
 「情報ボタン」を押せば、すぐに個人情報を引き出せるようになるのだろうか?
 「厄年ボタン」を押せば、ドームに集まる人の頭の上に「厄年マーク」が点灯したり、
 普段どんな曲を聴き、どんな買い物をして、どんな本を読んで、どんなサイトを見て、どんな動画を見ているのか、
 そんな情報を自由に扱える人というのがもうすでにいるのだろうな。
 自分の意識の中では、「自分」は何も変わっていないのに、
 時間と共に、自分以外の人から見る自分が変わっていく。
 でも、そんな曲を聴いて、こういう本を読んで、こんなサイトも見ちゃって、こんなものまで買っちゃうのが「自分」とは思っていない。
 きっと若い頃に探しに行きたいと思っていた「自分」は、そういうのじゃないと思う。
 先日書いた、自分ではわからない「自分の歯車の形」を見つけるために旅に出たけど、
 その歯車の形は、常に変化するもので決まった形などなかった。
 そもそも、自分と思っていたものも、
 ただの概念であって、そういうものがあると思い込んでいただけの、自分で勝手に作り上げた「自分という名の架空の人物」だったのかもしれない。
 だって、この体を構成する細胞を一つ一つ探していったって「自分」という細胞なんてどこにもないではないか。
 「これぞ自分である」という細胞なんてない。
 あるのはきっと、よく調べてもわからないような設計図の書き損じみたいなものかもしれない。
 でも自分というものは、その書き損じみたいなもので、
 他と自分を区別して、一喜一憂しているだけなんだろうな。
IMG_7382.jpeg
 今、おせちを食べ過ぎて、朝から酒を飲んでぐうたらしている「自分」を、
 「それが本当のあなたです!」と言われちゃったら、
 「いやいや、今日は年に一度の元旦という特別な日で、この日は朝から堂々と酒が飲める日なのでたまたま酒を飲んでこんな姿でこたつでゴロゴロしていますが、いつもはちゃんと・・・・・」と必死に言い訳するかもしれない。
 そう言い訳していること自体が、自分を自分と括ってしまっている証拠でもある。
 「自分」と「他人」という区別じゃなくて、
 「正月の大人」という括りにしちゃえば、
 「こんなもんだ」ってことで言い訳なんて必要ない。
 ということで、今日は朝から飲んだくれてゴロゴロしている「正月の大人」を演じている自分で良い。
 正月にはそういう妄想ができる時間がある。

-乾癬

執筆者:


  1. 一般人 より:

    国民全員が数え年がひとつ増えます。
    大きな出来事かも?
    昔は誕生日に意味はなかったかも。8月が2回ある年もあるし。

  2. カラス より:

    私は『地球を侵略するためにきた宇宙怪獣』です。
    ココだけの話なので、口外なきよう
    今年もよろしくお願いいたします。

  3. KURI より:

    一般人さん
     もしも、「時間」という概念がなかったら。年齢というものも、誕生日も、生や死というものも意味がなくなってきます。1年、1ヶ月、1日ということで物事を説明することで、事象を面倒なことにしているのかもしれません。
     と書いてても、よくわかっていません。

  4. KURI より:

    カラスさん
     Mr.ウルトラとMrs.バルタンは、家に帰ればどこにでもいる仲の良い夫婦。しかし、ひとたび仕事に出れば命懸けで決闘する。そして、ボロボロになって家に帰って夕食の時には「今日のはキツかったわぁ。なんなん?あの演出家は!」とクダを巻く。「明日は私がMr.ウルトラ役やるかんね!」って。
     人生、毎日役柄が変われればいいのにって思う時あります。(^_^)
     今年もお付き合いください。

  5. アプリ より:

    年が改まり、昨日とは違う新鮮な一日がはじまると思いきや、気持ちは新たなつもりでも、昨日の続きの一日かもしれませんね。
    今年もよろしくお願いいたします。
    絵しりとりは挫折してしまいました。
    昨年は、25日、28日、30日と餅つきをして、注文があった残りは、すべて主人が切り(一昨年までは義母が)、いつもの3個パックに詰めて最後はエイジレスを入れて封を閉めてます。というのが昨日終わってやれやれです。
    朝から、日本酒、平和であって祝日の特権ですね。そんな祝日も過ぎ去るのは早いです。

  6. 一般人 より:

    4次元の中で時は物差しが明確でなくても、概念は一番身近だったかも。
    長さは、短いものははっきりしますが、長い物は遠く、高い。
    時間は明るい、暗いと明確なので。
    一里は半刻歩くというざっくりした長さだし。

  7. KURI より:

    アプリさん
     元旦までの数日は「あと何日」と言うカウントダウンですが、元旦過ぎると「今日は何日の何曜日だっけ?」ってなります。酒のせいもあるかと思いますが、時間の流れが速くてあっという間に何もしないまま1日が過ぎていきます。
     年末はお忙しかったようですね。お疲れ様でした。今日は少しはゆっくりできましたでしょうか?(^_^)

  8. KURI より:

    一般人さん
     興味深いです。(^_^)
     

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