今ここから

なんだかんだで人生飽きないように好奇心だけで生きてきたけど、こんなんでよかったのかなぁ?と言うブログ。

歴史

下鴨神社・河合神社「方丈の庵」へ

投稿日:2022年1月17日 更新日:

 「方丈記」に出逢って、
 その勢いで「方丈の庵」を実際この目で見たくて、
 復元された草庵に触れようと、京都「下鴨神社」へ。
 京阪電車本線の終点、「出町柳駅」で下車して、
 久しぶりに鴨川デルタへ。
 高野川と鴨川の合流地点。
 ↓ 右側が鴨川で、左側が高野川。
 IMG_7565.jpeg
↓ その先端には、これもよく映画やドラマのロケで使われる、亀型の飛石。
 定番のデートコース。
IMG_7568.jpeg
 ひとりで飛石で遊んでから、下鴨神社の参道へ。
 参道すぐ傍に、「秀穂舎(しゅうすいしゃ)」という、社家(しゃか)いわゆる神職を代々世襲してこられた家がずらりと並んだその一つが見学させてもらえるようになっている。
 拝観料500円で、この秀穂舎、下鴨神社の「大炊殿」特別拝観、そして鴨長明資料館が、拝観できる。
 下鴨神社の参拝は、もちろん基本無料である。
IMG_7578.jpeg
係の人が丁寧に説明してくださって、人も少なく結構楽しめた。
IMG_7592.jpeg
↑ 参道入り口の鳥居をくぐってすぐ左手にある、河合神社。
 ご祭神は「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」で神武天皇のご母神。縁結びの神様ということで、若い女性の参拝が多かった。
 鴨長明は、ここの禰宜として後鳥羽院に推挙してもらったが、本家筋に反対されて結局禰宜にはなれず、方丈の庵に隠遁することになった。
 元々は、下鴨神社の禰宜であった父長継の次男として生まれたが、父が亡くなった後に後継者争いに巻き込まれ本家筋に負けて、
21歳から30歳まで祖母の家で暮らすことになった。その9年間に、京都の大火事、竜巻、福原遷都、大飢饉や巨大地震に遭遇することになる。
 この河合神社の境内に、「方丈の庵」が復元されていた。
IMG_7593.jpeg
 実は10年以上前に訪れた時、この「方丈の庵」は見ている。
 ただその時は「ふ〜ん、方丈記の鴨長明ね。ヘェ〜、こんな小さい家に住んでいたんだ。ふ〜ん。」
 ってな具合で通り過ぎただけだった。
 まさかもう一度これだけを見るために訪れることになるとは。
 あの時、屋根はこんなに苔むしていなかったような気がするなぁ。
IMG_7610.jpeg
内部はこんな感じ。
IMG_7599.jpeg
 ワンルームで、入り口付近に寝床が敷けて、
 右手奥が仏間。普賢菩薩と阿弥陀絵像と経机。
IMG_7611.jpeg
 左手奥は、奏のコーナーで、折りたたみ式の琵琶とお琴(楽器は置いてなかったけど)。
 この2つのスペースは、パーテーションで区切られていた。
 そして中央には囲炉裏。
 なんとも現代風でおしゃれなノマドライフ。
IMG_7603.jpeg
 天井はない。
 天井をつけると、おそらく2台の車輌では積めないのだろうな。
IMG_7604.jpeg
 四方から舐めるように庵を見学して、
 糺の森を北上して下鴨神社へ。
 中央を流れるのが「瀬見の小川」。この小川は下鴨神社東側の泉川から引いている。その泉川は、高野川・山端橋付近から引いた水である。
IMG_7617.jpeg
朱塗りの立派な楼門をくぐって境内へ。
IMG_7631.jpeg
楼門をくぐってまず出迎えてくれるのが、舞殿にある大絵馬の「寅」。↓
IMG_7633.jpeg
↓「舞殿」脇で振り向くとこんな感じ。
IMG_7638.jpeg
そこから右へ向くと、中門があって本殿前へと進める。
IMG_7634.jpeg
 お参りしてから、特別公開の「大炊殿」へ。
 本殿の右脇から出て、本殿の裏を大きく回り込んで左脇までこんな板の道を歩く。
IMG_7643.jpeg
 拝観する人はなぜか私だけ。なかなか気持ちいい。
 大きな神様のための料理を作る炊事場、三つ葉葵の家紋の立派な輿、上皇、関白が用いる格式の高い牛車や、二頭引きランドータイプの小型馬車などが飾られていて、とても見応えがあった。
 特別拝観だったため写真はなし。
 ところで、鴨長明資料館はどこだろう? まだチケットが一枚残っている。
 IMG_7642.jpeg
 「河合神社・鴨長明資料館」と書いてあるから、河合神社か?
 え?あったかなぁ?
 再び、河合神社に戻ってみた。
 ここか? わからなかった。本殿の左端の階段を数段登ったところ。
IMG_7668.jpeg
 こじんまりとしたスペースだったが、鴨長明愛が溢れる展示で満足した。
 気がつけば、もう正午を過ぎていた。お腹も空くはずだ。
 妻へのお土産でもと思って、有名な「出町ふたば」の名代豆餅を買おうと立ち寄ったが、
IMG_7679.jpeg
 遠目に見ても人だかり。
 近づいてみたら50〜60人の行列だったので、諦めて退散。
 そのまま鴨川へ出て、
 河原に座って、自分で握ってきたおにぎりを頬張る。
IMG_7684.jpeg
 高菜漬けとチリメンジャコとご飯をごま油で炒めて握ったもの。
 遠くに大文字山を見ながら寒空の下で美味しかった。
 そして本日の河合神社での戦利品。
 これから帰ってから読むのが楽しみ。
IMG_7686.jpeg
 午後2時帰宅。
 楽しいプチひとり旅だった。

-歴史

執筆者:


  1. 一般人 より:

    ドラマ、おみやさんでよく見た石でしょうか?

  2. Aki より:

    『方丈の庵』なんか居心地良さそう、レプリカで販売すれば大ヒットしそうです。

  3. KURI より:

    一般人さん
    「ドラマ おみやさん」を見ていないのでなんとも言えませんが、京都で似たような飛び石だったら間違いなくそうだと思います。(^_^)

  4. アプリ より:

    鴨長明の方丈の庵、復元されたものとかですが、実際にこれを解体して移り住んでいたのでしょうか。
    それに比べると(比べるものではないかもですが)物を持ち過ぎで物に溢れていて身動きができない状態かなと反省したくなります。
    まあ、時代も違いますが。
    下鴨神社の境内のマップを見ると、広くて見るところが満載ですね。
    5月3日には、流鏑馬神事が、見てみたいです。

  5. KURI より:

    Akiさん
     お庭にひとつ。「オヤジの庵」っていう趣味部屋とかにいいかもですね。(^_^)
     一戸建てじゃなくても、マンションの一室を「方丈の庵」にリフォームするとか楽しいかもです。

  6. KURI より:

    アプリさん
     この復元したものは実際のものとは違うと思いますが、車輌2台に積んで移動できたようです。「人里離れた山に籠る」というほど深い山ではありませんし、チョコチョコ街にも出てきていますし、あちこち散策していたようです。
     流鏑馬は近江神宮のものを2回見ましたが、最高です!
    目の前をウマが駆けていく姿は大迫力で美しいです。競馬もいいですが、断然距離が近いです。(^_^)
    下鴨神社は5月3日ですか。近江神宮は令和4年6月5日のようです。機会があればぜひぜひ。

  7. 匿名 より:

    >高菜漬けとチリメンジャコとご飯をごま油で炒めて握ったもの
     ⇒風情ある京都より、心ひかれましたぁぁぁ。

  8. KURI より:

    しんちゃんママさん
     ちょっとべたつきますが、おいしかったです。(^_^)

comment

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

微妙とは

「昨日紹介したあの人どうだった?」 「う〜ん、ビミョーかなぁ?なんかピンと来ないんだよねぇ。」 「微妙」と言う言葉は、マイナスイメージで使われることが多い。 昨日は三井寺を歩いた。  金堂から観音堂に …

1枚のセピア写真から

 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の終盤を観ていて、「ひなた」の祖母である「安子」が遠く思えていたが、それが少しずつモヤが晴れてリアルになっていく。安子の母である西田尚美演じる「小しず」や、その義母のひ …

旅中心得

 現代の旅でも山歩きでも通用する、江戸時代の旅の心得。伊勢金比羅参宮日記において、旅行中に気を付けることを栗原順庵が教えてくます。  私はあまり旅をする方ではなく、近所の低い山を歩いたりする程度。泊ま …

伊勢金比羅参宮日記(後編) 栗原順庵

渋紙装丁の横型綴本:縦9cm×横20cm:和紙2つ折りを73枚綴じたもの。行書体で墨書きされている  時は江戸時代末期(1850年)、上州伊勢崎藩御典医であった栗原順庵が42歳の厄年に群馬から利根川を …

逢坂山から三井寺花見散歩

 新型コロナウイルスによる「往来自粛要請」が出ているので、隣町の山にはいけず、県内の山を散策することになった。  京阪京津線大谷駅からスタート。  午前9時55分に駅を降りる。車内はみんなマスク着用し …